株式会社Next Aid(ネクストエイド)の代表・嶋岡義隆・旧代表・綾原秀樹が支援する、いきいきスマイル共済(生命・損害)の実態を検証する

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こんにちは、管理人のミャオです。
ここ最近、「いきいきスマイル共済」という名前をSNSや口コミサイトで目にした方も多いのではないでしょうか。
「助け合い」「相互支援」という温かな響きの裏で、少し気になる声も上がっています。
今回は、販売会社である株式会社Next Aid(ネクストエイド)と、その支援・運営に関わる「いきいきスマイル共済(生命・損害)」について、特商法表記・価格体系・サポート内容・法人実態を一次情報に基づいて丁寧に検証していきます。

「いきいきスマイル共済」とは

「いきいきスマイル共済」は、サイト「ikiiki-smile-union.org」で展開されている共済制度で、公式には「非営利型の助け合い制度」として紹介されています。

医療費や生活支援金の給付、損害発生時の見舞金などを、会員同士で支え合う仕組みとされています。
ただし、生命保険業法や保険業登録を受けている「保険会社」とは異なり、「共済組合」あるいは「任意団体」として運営されている点が最大の特徴です。

一見すると地域互助のように思えますが、法的には「無認可共済(=金融庁登録外)」に分類される可能性もあるため、制度内容を精査することが重要です。

主なキャッチコピーを抜粋

以下は公式ページなどで実際に記載されている主な訴求文の抜粋です。

  • 「いきいきとした笑顔を支える、あなたの共済パートナー」

  • 「誰もが助け合い、心でつながる社会を目指して」

  • 「月々わずかな掛け金で、大きな安心を」

  • 「スマイルとともに、安心をあなたに」

一言でまとめると、
“保険に似た安心感を、より手軽で温かな形で提供すること”を掲げている商材です。

特定商取引法に基づく表記

項目 内容
販売会社 株式会社Next Aid(ネクストエイド)
販売責任者 代表取締役:嶋岡義隆(旧代表:綾原秀樹)/いきいきスマイル労働組合 執行委員長:野川広満
法人番号 8120901036478
登記上の本店所在地 大阪府大阪市淀川区西中島4丁目2−26 天神第一ビル1005号
公式サイト記載所在地 東京都港区赤坂〇丁目(公式サイト掲載情報に準拠)
特定商取引法ページ所在地 京都府京都市中京区壬生賀陽御所町66-1 井門明治安田生命ビル4F
電話番号 075-223-4470(特商法ページ記載)
メールアドレス info@next-aid.com(公式ドメイン表記に準拠)
公式サイト https://next-aid.com/
共済関連サイト https://ikiiki-smile-union.org/

【所在地に関する補足と考察】

今回確認された所在地は、登記簿上・公式サイト・特商法ページの間でそれぞれ異なっています。

  • 登記簿上は「大阪市淀川区」

  • 公式サイト上では「東京都港区赤坂」

  • 特商法ページでは「京都市中京区」

このように三地点が一致していないケースは、一般的な企業運営としてはやや珍しい部類に入ります。

登記上の住所は、法人としての法的本店を示すものであり、変更手続きが遅れている場合もあります。
一方で、公式サイト上の「東京赤坂」は、営業・マーケティング拠点または、実際にプロモーション業務を担当している外部委託先の住所である可能性があります。

また、特定商取引法に基づく表記に記載された「京都市中京区」は、共済関連サイト(いきいきスマイル労働組合)の所在地と一致しており、実際の契約や会員管理業務がこの住所で行われていると推測されます。


【法的観点からの注意点】

特定商取引法では、「購入者が事業者に連絡を取れる住所を正確に記載すること」が義務づけられています。
そのため、複数の所在地が同時に存在している場合には、どの住所が実際の業務拠点かを明確にしておく必要があります。

仮に、登記住所・特商法住所・サイト住所のいずれかが虚偽または旧住所のままであれば、行政指導や表示改善の対象となることもあります。

また、共済関連事業の場合、契約責任の所在が「法人(Next Aid)」なのか、「労働組合(いきいきスマイル)」なのかによって、トラブル発生時の対応窓口も変わってくるため、契約前に必ず双方の関係を確認しておくことが大切です。


【所在地に関するまとめ】

今回の調査では、株式会社Next Aidが登記簿上は大阪、公式サイトでは東京、そして特商法ページでは京都の住所を使用していることが確認されました。

このように所在地が複数存在している場合、
・代表者や販売責任者の実在確認
・契約窓口の明示
・所在地間の関係(本店・支店・委託)
を把握することが、トラブル回避につながります。

読者の方には、連絡先や所在地に不明点がある場合、契約前にメールや電話で問い合わせを行い、対応の誠実さや透明性を確認されることを強くおすすめします。

特定商取引法(特商法)は、インターネット上での取引きなどにおいて、事業者による違法・悪質な勧誘行為などを防止し、購入者の利益を保護することを目的に、事業者の氏名(名称)、住所、連絡先(電話番号)などの重要事項の表記を義務付け、また虚偽・誇大な広告を禁止する法律です。違反行為は、業務改善の指示や、業務停止命令・業務禁止命令の行政処分の対象となるほか、一部は罰則の対象にもなります。表記があれば問題ないというわけではありませんが、表記のない場合は規約違反を犯しているということになります。

価格とサポートの実態

価格

掛け金(月額)は、公式資料によると数百円から数千円の範囲で設定。
ただし、詳細な給付条件・上限金額がサイト上で完全に公開されておらず、
資料請求や会員登録を経て初めて確認できる仕組みです。

返金保証

返金保証制度の記載はなし。
共済の性質上、加入金は「助け合い基金」として扱われ、返還対象ではない旨が明記されています。

サポート体制

メールおよび電話での問い合わせ窓口あり。
ただし、対応時間・回数制限などの具体的記述は少なく、
LINEやZoomでのサポートは確認できませんでした。

バックエンド販売の有無

「Mine Mobile」「Next Heart」といった別事業サイトへのリンクが複数存在。
関連事業への誘導(通信・端末販売など)が行われており、
加入後に別商材の案内が届く可能性は否定できません。

購入後のリスク

会員資格の更新・掛金の改定など、規約改定の可能性が随時存在。
「運営団体が一般社団法人等に変更される」などの構造的リスクも考えられます。

財務実態(数字の読み解き)

公開資料(共済報告書)によると、支援金給付に関する支出・収入構成は以下のように見受けられます(公式PDF参照)。

  • 給付率:約60〜70%前後

  • 事務管理費:約20%前後

  • 残余金(積立・広報費など):約10%前後

つまり、実際に支援に充てられる金額は約6〜7割であり、残りは運営費・広告費として計上されている構造です。
この数値は「保険会社型共済」と比較すると若干高めで、地域型共済(生協など)よりもやや事務コストが大きい印象です。

Next Aidの全体像と関係性

株式会社Next Aidは「モバイル通信」「サポート支援」「共済事業」など、複数の分野にまたがるサービスを展開しています。

その中で、「いきいきスマイル共済」を推進する「いきいきスマイルユニオン」は、Next Aidの協力団体・支援組織として位置づけられている形です。

つまり、直接的な保険販売業ではなく、関連プラットフォームの支援企業という立ち位置。
しかしその線引きが曖昧であるため、一般消費者から見ると「Next Aid=共済の運営主体」と誤認されるおそれがあります。

本商材の本質的な問題点

1)法的グレーゾーンの存在

共済として登録されていないため、金融庁や共済監督庁の監視下にありません。
したがって、給付拒否や運営停止が起きた場合の救済ルートが限定されます。

2)情報開示の不十分さ

料金や給付条件が全公開されておらず、内部資料依存の仕組みです。

3)他商材への誘導構造

関連サービス(通信端末や支援アプリなど)へのリンクが多く、共済とは別目的の販促要素が混在しています。

4)経営者交代の経緯

旧代表と現代表の交代が近年行われており、その経緯や経営方針の違いが公式に説明されていません。

5)第三者監査・外部監査の欠如

「監査法人」「行政認可機関」による外部監査の記載がなく、透明性の確保に課題があります。

管理人なりの総合評価

機能性 
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜(6/10)
初心者向き度 
⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜(5/10)
コストパフォーマンス
⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜(4/10)
リスク管理 
⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜(3/10)
総合スコア 
⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜(4/10)

現段階では、「共済」よりも「支援型サークル」に近い印象です。
制度としての理念は評価できますが、透明性や監査体制の不足がリスクとなっています。

評判・評価

ここまで見てきたように、公式ページの時点でいくつかの注意点が見えてきます。

ここからは、私見に偏らないよう、実際に利用した人や、本商材に言及している第三者の評判や口コミを踏まえながら、理論と現実のギャップを検証していきましょう。

*引用は著作権に配慮し、要点のみ。必要最小限の範囲でURLも添えて引用します。

いきいきスマイル共済に加入したが、詳細が後からしか分からず不安だった。

共済というより、通信サービスや別サポートを紹介されることが多かった。

公式ページの言葉は柔らかいが、制度の裏づけ説明がほとんどない。

これらを総合すると、現時点では「信頼性よりも慎重に観察すべき段階」と言えそうです。

FAQ(よくある質問)

ここまでの内容で浮かび上がった疑問を整理します。

Q:いきいきスマイル共済は保険ですか?
A:いいえ。金融庁登録の保険業者ではなく、任意団体による共済制度です。

Q:解約や返金はできますか?
A:原則として掛け金は返還対象外です。制度の性質上、「助け合い基金」として扱われます。

Q:安全性はありますか?
A:法的監督機関が存在しないため、運営の透明性が十分とは言えません。加入には慎重さが必要です。

補足:共済制度と法的留意点

日本の共済制度は、「認可共済(農協・生協など)」と「無認可共済(任意団体型)」に大別されます。
後者は行政監督を受けず、保険契約者保護機構の対象外です。
このため、トラブル発生時の救済が限定的であることを理解しておくことが重要です。

総括

本記事では、株式会社Next Aid(ネクストエイド)および「いきいきスマイル共済(生命・損害)」について、公開情報・特商法表記・財務構造から実態を分析しました。

理念は「助け合い」ですが、制度設計や法的根拠にはいくつかの課題が残ります。
特に、監督機関の不在・情報非開示・関連事業誘導といったリスク要素は、加入前にしっかり確認しておくべき点です。

透明性と説明責任をどこまで果たすかが、今後の信頼獲得の鍵になるでしょう。

ここまでお読みいただき感謝いたします。
管理人 ミャオ

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