こんにちは、管理人のミャオです。
今回は、LPの最前線に登場する依田敏男(よだ としお)氏が案内役として前面に出ている、
「モンスタースキャルFX(Monster Scal FX)」について検証します。
本件は、募集開始ページが公開され、価格・返金保証の条件・動作環境・利用規約/プライバシーポリシー・特商法ページといった判断材料が一通り出そろいました。
そこで本記事では、
「広告表現の勢い」だけで判断が前のめりにならないように、公開された根拠(LP・重要事項・特商法表示・規約等)を中心に整理していきます。
※本記事は特定の結論を押しつけるものではありません。
読者の方が損を避けるための材料整理としてお役立ていただければ幸いです。
【本記事の結論(先にまとめ)】
・価格は「327,800円(税込)」まで判明しましたが、LPの強い成果訴求に対して、根拠提示が十分とは言いにくい印象です。
・「全額返金保証」はありますが、適用条件が限定的で、無条件のセーフティではありません。
・動作環境(Windows/MT4など)の制約もあるため、急いで申し込むより“条件確認→比較→判断”の順が安全です。
では、詳しく検証していきましょう。
「○○とは」(先に知っておくと判断が早い用語)
「モンスタースキャルFX」とは
FX(外国為替証拠金取引)を題材にした、学習コンテンツ/ツール提供型の教材として案内されています。
LPでは「短時間で完結する取引」を前面に押し出し、手法やツール、サポート、セミナー等の案内がセットになっている構成です。
「スキャルピング」とは(初心者の方向け注釈)
スキャルピングは、短い時間で売買を繰り返し、小さな値動きを積み上げる取引スタイルです。
一方で、取引回数が増えやすく、売買コスト(スプレッド等)や判断ミスの影響が積み重なる点には注意が必要です。
「全額返金保証」とは(本記事での扱い)
一般に「返金保証」と書かれていても、
条件(期間・申請手順・適用要件)が細かく定められているケースが多いです。
本件も同様に、本文で「条件の中身」を確認し、誤解が生まれないよう整理します。
主なキャッチコピーを抜粋
以下は、募集開始LPおよび関連ページに掲載されている表現のうち、
本商材の性格を理解するうえで重要と思われる部分を、必要最小限で抜粋したものです。
「モンスター級の破壊力」
「10秒でエントリー判断」
「168連勝、84連勝、76連勝」
「1日で資産が60倍、70倍になる可能性」
「初心者でも同じように再現できる」
「プロの間だけで使われてきた10秒足」
「一般にはまだ公開されていない秘密のロジック」
「分析は一切不要」
「誰でも同じようにトレードできる」
一言でまとめると、『依田敏男氏が案内役として登場し、
「10秒で判断でき、初心者でも極端な勝率と資金増加が狙えるとされるFXロジック」
として構成された、短期売買型のFX教材』です。
モンスタースキャルFXに「LINE友だち追加」をしてみた
■ 導線①:LP → LINE登録

LPの下部や途中に表示されるボタンを押すと、
LINEの友だち追加画面に遷移します。
案内役は依田敏男氏で、
「秘密の情報をLINEで受け取れる」
という形で登録を促す構成になっています。
■ 導線②:LINE友だち追加画面

表示されるLINEアカウントは、
LINE公式の認証マーク(青バッジ)が付いていない未認証アカウントでした。
金融や投資を扱う情報配信としては、
発信元の実在性や管理体制が見えにくくなるため、
この点は一つの注意材料になります。
■ 導線③:登録後の配信内容

登録後は、
-
事前動画(複数本)
-
特設サイトへのリンク
-
コメント入力の案内
-
スケジュール案内
などが、連続して配信されます。
内容は一貫して、
「10秒で判断できる」
「誰でも再現できる」
「今だけ見られる秘密の情報」
といった期待値を高める構成になっていました。
■ 導線④:LINE内バナー → 特設サイト

LINEのバナーからは、
依田敏男氏が登場する特設ページに移動し、
LINE登録特典動画(数本)を視聴できる構成になっています。
ここでは、
-
10秒足の説明
-
モンスタースキャルFXの世界観
-
監修者や体験談風のストーリー
などが語られていましたが、
具体的な売買ルールやリスク管理の中身はまだ公開されていません。
■ 導線⑤:「事前動画3本」、「募集開始前夜セミナー」および「募集開始LP」まで確認

本検証では、
LINE登録特典動画だけでなく、
・12月18日・20日・22日配信の「事前動画3本」
・12月23日19時配信の「募集前夜オンラインセミナー」
・12月24日12時公開の「募集開始LP」
・特定商取引法表記
・利用規約
・動作環境(Windows・MT4条件)
まで、すべて実際に確認した上で記事を作成しています。
■ ここまでで今回の検証はストップです
本記事では、
公式に一般公開されている情報はすべて確認した上で、
・LINE上での個別対応
・購入後の会員サイト
・個別サポートやクローズドな案内
といった、
申込者しか見られない領域には進まずに検証を止めています。
これは、
読者の方が誰でも同じ条件で再確認できる
「公開情報だけを材料にした検証記事」にするためです。
あえて一線を引くことで、
過度なセールスや個別誘導の影響を受けず、
冷静な比較と判断ができる状態を保っています。
検証をストップした理由
本記事でこれ以上踏み込まなかった理由は、
「情報が足りないから」ではありません。
むしろ、
・価格
・返金条件
・動作環境
・販売会社
・サポート体制
・利用規約
がすべて開示されたうえで、
なお以下の点に強い慎重さが必要だと判断したためです。
① 極端な成果訴求と、リスク説明のバランスが取れていないため
募集LPでは、
「168連勝」
「1日で資産60倍」
「10秒で完結」
といった強い成果訴求が前面に出ていますが、
損失が出た場合の想定
ドローダウン(資金の減少幅)
ロット管理の具体例
といった情報はほとんど提示されていません。
② 返金保証が「成績保証」ではないため
返金条件は、
「遠隔サポートを3回使ってもツールが導入できなかった場合」
に限定されています。
つまり、
負けた場合や利益が出なかった場合の返金はありません。
この点は、
初心者の方ほど誤解しやすいため、
非常に重要な注意ポイントです。
③ Windows+MT4に限定された技術的ハードルがあるため
本ツールは、
・Windows 11
・MT4(特定の業者・設定)
に限定されています。
Macやスマホでは使えず、
環境構築に失敗すると利用自体ができません。
④ 金融商品取引業の登録が確認できない販売形態であるため
販売会社(株式会社Asset Cube)の特商法表記には、
金融商品取引業の登録番号は記載されていません。
本商材は
「投資助言」ではなく
「ツール・手法の提供」
という形式で販売されていると考えられますが、
利用者にとっては線引きが分かりにくい構造です。
⑤ セールス導線が多段構えで設計されているため
事前動画 → 前夜セミナー → 募集LP → 申込 → 会員サイト → 追加案内
という構成は、
過去の高額投資系プロジェクトと同じ導線です。
現時点でバックエンドの有無は明示されていませんが、
将来的な追加販売の可能性は否定できません。
検証をストップした理由の結論
すべての公開情報がそろった今の段階で見ても、
本案件は
初心者が安心して踏み込めるだけの透明性と安全性が十分とは言えない
と判断しました。
そのため、
申込後のクローズドな領域に進まず、
公開情報だけをもとに読者の方が冷静に判断できる位置で
検証を止めています。
特定商取引法に基づく表記
モンスタースキャル(Monster Scal)FXのLPには、
株式会社Asset Cube(アセットキューブ) 名義の「特定商取引法に基づく表記」が掲載されています。
事実ベースで、以下のような情報が確認できました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売業者 | 株式会社Asset Cube |
| 運営責任者 | 高橋伸行 |
| 所在地 | 〒130-0013 東京都墨田区錦糸一丁目2番1号 |
| 電話番号 | 03-6240-4727(※こちらの番号で販売は行っていない旨の注意書きあり) |
| メールアドレス | mscal@asset-cube.co.jp |
| 申込方法 | Webフォーム(24時間受付) |
| 商品の引渡方法・時期 | 申込後、登録メールアドレス宛てに案内 |
| URL表記 | https://asset-cube.s3.amazonaws.com/mscal/top/pre202512.html |
| 表現に関する注意書き | 成果には個人差があり、利益を保証するものではない…等 |
| 投資リスクについて | 損失の可能性がある、FXは価格変動リスクが伴う…等 |
■ 法人番号の有無・設立年月日の確認
※外部データベース検索による一般的な会社情報(事実ベース)
-
法人名:株式会社Asset Cube
-
法人番号:3011101072932
-
所在地:特商法記載と一致(墨田区)
-
設立年月日:平成27年3月30日
→「住所不一致」「会社名が登録されていない」といった典型的な不備はありません。
■ 金融商品取引業の登録について
FXに関する教材やツールを販売する場合、
個別の売買指示や投資助言を行う場合には「金融商品取引業(投資助言・代理業)」の登録が必要になります。
しかし、今回の特商法表記、LP、利用規約、プライバシーポリシーを確認した限り、
金融商品取引業者としての登録番号の記載はありません。
つまり、
本商材は「投資助言」ではなく、
あくまで「手法やツールの提供」という形式で販売されている可能性が高い状態です。
本編の中で、
-
個別通貨ペアの売買指示
-
具体的なエントリー時刻の指示
などが含まれる場合は、
登録の有無が重要な判断材料になりますので、
本編公開後に必ず再確認すべきポイントといえます。
現時点の特商法ページには 金融商品取引業の登録番号は記載されていません。
同グループ関連会社には金融商品取引業登録を保有する企業も存在しますが、
今回の商材がそれに基づいて提供されているかどうかは、現段階では不明です。
本編公開後に「投資助言等」に該当する表現がある場合は、
登録の有無が重要なポイントとなるため、改めて確認が必要です。
■ 所在地について補足
所在地の「墨田区錦糸一丁目2番1号」は、
過去にも複数の情報商材・投資案件が利用してきた住所であり、
事実として“複数事業者が共同利用する住所”として知られています。
ただし、住所の共有自体は違法ではありません。
しかし、読者視点では「実態の見えづらさ」に直結するため、注意が必要です。
価格とサポートの実態
ここでは、
募集開始LPおよび重要事項説明ページの内容をもとに、
現時点で分かっている範囲を整理します。
■ 価格:販売価格とキャンペーン価格の有無
販売価格は、
【298,000円(税込327,800円)】
と表示されています。
分割払いの場合は、
-
24回払い:月々 約13,658円
-
10回払い:月々 約32,780円
-
6回払い:月々 約54,633円
と案内されています。
「事前登録者限定」や「先行案内」という言葉は使われていますが、
現時点では、
これより安いキャンペーン価格の存在は明示されていません。
■ 返金保証:有無・条件・期間
LPおよび重要事項説明には、
全額返金保証が付いていることが記載されています。
条件は次のとおりです。
「システムの動作確認環境を満たしている状態で、
遠隔サポート(無料)を3回使用してもツールの導入が完了できない場合、
参加から30日間、参加費用を全額返金。」
つまり、
-
Windows環境など指定スペックを満たすこと
-
遠隔サポートを3回利用すること
という条件を満たして初めて、
返金対象になる仕組みです。
「単に成績が出ない場合」に返金される保証ではない点は、
事前に理解しておく必要があります。
■ サポート体制
サポートは、以下が案内されています。
-
メールサポート
-
コメントサポート
-
電話サポート(購入前のみ)
-
遠隔サポート(TeamViewer・Teamsを使用)
ただし、
-
何回まで対応されるのか
-
いつまで受けられるのか
-
講師本人が対応するのか
といった詳細な範囲は、
LPでは明確に示されていません。
■ バックエンド販売(追加の高額講座)の有無
現時点では、
追加講座や上位プランの存在は明記されていません。
ただし、
-
セミナー
-
交流会
-
勉強会
といったオフライン・オンラインイベントが
「コンテンツ」に含まれる可能性があることが、
利用規約には記載されています。
過去の類似案件では、
購入後に上位サービスが案内されるケースも多いため、
この点は今後の案内を注視する必要があります。
■ 購入後のリスク
現時点で読み取れるリスクは、次のようなものです。
-
サポート期間が明確でなく、
終了後に自力で運用できるか不透明な点 -
ロジックやツールが市場に合わなくなった場合の
アップデート対応が不明な点 -
成績保証型ではなく、
あくまでツール導入保証型の返金条件である点
価格帯が約30万円クラスであるため、
購入前には
どこまでのサポートと再現性があるのかを慎重に見極める必要があります。
本商材の本質的な問題点
ここでは、
口コミや第三者評価ではなく、
モンスタースキャルFXのLP・重要事項説明・利用規約の内容そのものを根拠として、
本商材の構造上の問題点を整理します。
① 「10秒で判断できる」という訴求が、FXの性質と大きく乖離しています
本商材では、
「10秒でエントリー判断」
「分析不要」
といった表現が強調されています。
しかし、FXは本来、
-
価格の勢い
-
取引量
-
スプレッド(売買コスト)
-
相場の荒れ具合(ボラティリティ)
などを総合して判断する金融取引です。
10秒という極端に短い時間で判断できる仕組みが本当に機能するのであれば、
その根拠となる理論や検証データが必要ですが、
現時点ではそれが示されていません。
② 「168連勝」などの極端な数字に、検証条件が付いていません
LPでは、
「168連勝」「84連勝」などの数字が前面に出ています。
しかし、
-
どの通貨ペアなのか
-
どの時間帯なのか
-
何ロットで取引したのか
-
何回の損切りがあったのか
といった前提条件が示されていません。
数字だけが独り歩きしており、
再現性を判断できる材料が不足しています。
③ 「1日で資産が60倍・70倍」という表現が、リスク説明と釣り合っていません
重要事項説明では、
「投資には損失の可能性がある」
という一般的な注意書きはあります。
しかし、
「1日で60倍」などの表現は、
極端に高いリスクを伴う取引を想起させるものであり、
そのリスクの大きさに対する具体的な説明がありません。
利益の大きさと、
損失の大きさが釣り合って説明されていない点は、
投資教材として重要な問題です。
④ 「10秒足」という仕組みの実態が不明確です
本商材の中核として、
「10秒足」という言葉が使われています。
しかし、
-
それがどの証券会社のMT4で使えるのか
-
標準機能なのか、専用インジケーターなのか
-
追加費用がかかるのか
といった点が明確に説明されていません。
「秘密の足」として演出されていますが、
利用者が実際にどう使うのかが見えない状態です。
⑤ 返金保証が「成績保証」ではなく「導入保証」に近い仕組みです
全額返金保証は用意されていますが、
その条件は
「遠隔サポートを3回受けても、ツールの導入ができなかった場合」
に限られています。
これは、
-
勝てなかった場合
-
思ったように運用できなかった場合
の保証ではありません。
ツールが動いた時点で、成績に関係なく返金対象外になる可能性が高い
という点は、
価格帯を考えると重要な注意点です。
⑥ サポートの範囲と期限が明確に示されていません
メール・コメント・遠隔サポートが用意されていることは書かれていますが、
-
何回まで対応されるのか
-
いつまで受けられるのか
-
どこまで踏み込んだ内容を聞けるのか
が明示されていません。
サポート切れ後に、
利用者が一人で運用を続けられるかどうかは不透明です。
⑦ 初心者向けとされている一方で、動作環境の制約が大きいです
動作確認環境には、
-
Windows 11
-
MT4(特定のビルド)
-
特定のFX会社
といった制約があります。
Macやスマホでは使えず、
FX初心者がすぐに扱える環境とは言いにくい構成です。
⑧ 「誰でも同じ結果が出せる」という表現が、投資の現実とずれています
相場は常に変動し、
-
相場が荒れている時
-
取引が集中している時
などでは、
同じ手法でも結果が大きく変わります。
それにもかかわらず、
「初心者でも同じように再現できる」と断定的に表現されている点は、
利用者の期待を過度に高める可能性があります。
⑨ コメント送信による“温度感マーケティング”の可能性
サイトの最下部でコメント送信を求める仕掛けは、
ユーザーの感情・興味度合いを測るための典型的なマーケティング手法です。
-
反応したユーザーには積極的なアプローチ
-
無反応のユーザーはセールスの優先度が下がる
といった「選別」が容易になります。
これは、
セールス段階でユーザーごとにアプローチを変える伏線
になりやすいため、慎重な扱いが必要です。
管理人なりの総合評価
ここまでの検証内容(LP、特商法、重要事項説明、利用規約)をもとに、
口コミや評判に依存せず、商材の構造と中身だけを分析した評価です。
また、実際の効果を保証するものではありませんので、参考値としてご覧ください。
■ 機能性
⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜(3/10)
「10秒でエントリーできる」というコンセプト自体は分かりやすいですが、
その仕組みを裏付けるロジックや検証データが公開されていません。
特に「10秒足」の実装方法や再現条件が不明確で、
実際にどの程度機能するのかを事前に判断できない点が大きなマイナスです。
■ 初心者向き度
⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜(2/10)
「初心者でも同じ結果が出せる」とされていますが、
実際にはMT4の設定、特定業者の口座開設、Windows環境の準備など、
FX初心者にとってはハードルの高い作業が必要になります。
さらに、相場環境の違いによるリスクも考慮されておらず、
安全に始められる設計とは言いにくいです。
■ コストパフォーマンス
⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜(3/10)
約33万円という価格帯に対して、
ロジックの中身や検証データ、長期サポートの有無が不透明です。
返金保証も「ツール導入ができなかった場合」に限定されており、
成績が出なかった場合のリスクは利用者側に残ります。
価格に見合う価値があるかどうかを判断する材料が不足しています。
■ リスク管理
⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜(2/10)
LPでは利益の大きさが強調される一方で、
損失時の対応、損切りルール、資金管理の考え方などがほとんど説明されていません。
「1日で60倍」といった表現に比べて、
リスク説明が極めて弱い構成になっています。
■ 総合スコア
⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜(3/10)
現時点の情報から見る限り、
モンスタースキャルFXは
派手な成果を前面に出す一方で、再現性とリスクの説明が不足している商材
という印象が強いです。
ツールとしての可能性を完全に否定するものではありませんが、
価格帯と情報の透明性を比較すると、
慎重に判断すべき要素が多い案件だといえます。
評判・評価
ここでは、モンスタースキャルFXそのものへの評価ではなく、 投資・FX関連サービス全般に対する公的機関の注意喚起・評判をもとに、利用者の安全判断に資する情報をまとめました。※本商材を直接名指しするものではありませんが、類似する構造の注意点として参考になります。
*引用は著作権に配慮し、要点のみ。必要最小限の範囲で引用元URLも添えて引用します。
■ 金融庁:FX取引・暗号資産投資の勧誘に関する注意喚起
「セミナーに参加すれば勝てる」「自動売買ソフトで稼げる」などの勧誘は、望まない勧誘として詐欺の可能性がある
■ 金融庁:非登録業者に関する注意喚起
金融商品取引業は、日本国内でサービス提供を行う場合、金融庁への登録が必要です。
登録を受けていない者が金融商品取引業を行うことは違法であり、警告書が発出されて公表されています。
また、無登録業者に関する情報は金融庁のウェブサイト等で公開されています。
■ 消費者庁:無登録業者とのFX取引にご注意
金融商品取引業の登録を受けていない業者とのFX取引には注意するべきです。
特に海外所在の業者が無登録でFX取引を勧誘するケースでは、
出金できない
連絡が取れない
などのトラブルが多発しており、消費者保護の観点から避けるべきです。
■ 地方公共団体や消費者生活センターの事例
SNS上で勧誘される詐欺的なFX取引に関する相談が寄せられており、
SNSで勧誘された
取引画面が架空・出金不可
といった被害事例が報告されています。
■ SNSや非対面勧誘に関する一般的注意
オンラインのみのやり取り
利益を強調する誘導
直接の連絡を介して判断を急かす
といったやり口が挙げられます。こうした詐欺の手口は、投資関連の案件で故意・悪意のある誘導が生じやすいです。
管理人の補足整理
以上の公的注意喚起のポイントは、以下の点と重なっています。
-
登録の有無を確認すること(金融商品取引業等)
-
望まない勧誘・誘導に注意すること
-
SNS・非対面で判断を急かされる状況に注意すること
本商材に直接当てはまるかは、商材自体の性格や利用者の行動により異なりますが、
公的な視点では、情報の透明性・登録の有無・強い勧誘表現には注意が必要であるとされています。
(※本商材全体を危険と断定するものではありません)
FAQ(よくある質問)
Q1. モンスタースキャル(Monster Scal)FXは、本当に10秒で判断できるのでしょうか。
公式ページでは「10秒でエントリー判断」とされていますが、
その具体的なロジックや検証データは公開されていません。
相場は常に変動するため、
常に10秒で判断できるかどうかは現時点では確認できない状態です。
Q2. 168連勝や1日で60倍という実績は事実なのでしょうか。
数字は掲載されていますが、
取引履歴、通貨ペア、ロット、損切り回数などの裏付けデータは提示されていません。
そのため、現段階では再現性を客観的に検証できない情報となっています。
Q3. 初心者でも同じ結果が出せると書かれていますが安全でしょうか。
FXは市場環境や資金管理の影響を強く受けます。
初心者の方ほど、
想定外の値動きに対応できないリスクがありますので、
「誰でも同じ結果が出る」と断言できるものではありません。
Q4. 返金保証があるなら安心して申し込めますか。
返金保証はありますが、
条件は「遠隔サポートを3回使ってもツールが導入できなかった場合」に限定されています。
成績が出なかった場合に返金される保証ではありません。
Q5. サポートはどこまで対応してもらえるのでしょうか。
メール・コメント・遠隔サポートが用意されていますが、
回数や期間の上限は明確に書かれていません。
サポート終了後に一人で運用できるかどうかは不透明です。
Q6. 金融商品取引業の登録はありますか。
販売会社(株式会社Asset Cube)の特商法ページには、
金融商品取引業の登録番号は記載されていません。
本商材は「投資手法やツールの提供」という位置づけで販売されている可能性があります。
Q7. Macやスマホでも使えますか。
動作確認環境はWindows 11+MT4に限定されています。
Mac、iPhone、Androidでは利用できません。
Q8. 購入後に追加の高額サービスが案内される可能性はありますか。
現時点では明記されていませんが、
利用規約にはセミナーや交流会の記載があります。
将来的に追加サービスが案内される可能性は否定できません。
判断する際のチェックリスト
購入を検討される方は、
次の点を一つずつ確認してみてください。
□ 利益だけでなく、損失やリスクの説明も十分に理解できているか。
□ 「168連勝」などの数字の根拠が、自分で確認できているか。
□ 返金保証が「成績保証」ではなく「導入保証」である点を理解しているか。
□ サポートの期間・回数・範囲が自分にとって十分か。
□ Windows環境やMT4の設定が問題なく用意できるか。
□ 30万円を超える金額を失っても生活に支障が出ないか。
□ 「秘密」「今だけ」という言葉に判断を急かされていないか。
一度立ち止まって、
ご自身の状況と照らし合わせることが大切です。
総括
依田敏男氏が案内役として前面に立つ
「モンスタースキャル(Monster Scal)FX」は、
10秒・連勝・爆発的利益といった強い言葉で構成されたプロジェクトです。
しかし実際に公開されている内容を冷静に整理すると、
・勝率や連勝記録の裏付けデータがないこと
・返金保証が「成績保証」ではなく「導入保証」であること
・Windows環境とMT4に限定された技術的制約があること
・金融商品取引業の登録が確認できない販売形態であること
といった点が重なり、
広告で描かれる世界と、実際に負うリスクの間には大きなギャップがある
という印象を受けます。
「10秒で誰でも稼げるFX」という言葉は魅力的に聞こえますが、
投資の本質は、
どれだけ勝てるかよりも、どれだけ負けを管理できるかにあります。
本商材は、
勝ちの話ばかりが強調され、
負けた場合のシナリオがほとんど語られていない構造になっています。
それ自体が直ちに違法や詐欺を意味するものではありませんが、
少なくとも、
初心者の方が安心して飛び込めるほど透明な投資案件とは言い切れない
というのが、事前情報と募集LPを踏まえた率直な結論です。
どうか、
「早く申し込まないと枠が埋まる」という焦りよりも、
「自分の大切な資金を守れるか」という視点を優先して、
慎重にご判断ください。
ここまでお読みいただき感謝いたします。
管理人 ミャオ

