株式会社バリュープラス/持田 有紀子の3次元FXの問題点とは?

FX

こんにちは、管理人のミャオです。
さて、今回は「 株式会社バリュープラスの3次元FX 」という商材について取り上げたいと思います。

FXとは

外国為替証拠金取引の略で、Foreign Exchangeの頭文字を取ったものです。異なる通貨ペアを売買し、その為替レートの変動によって利益を狙う取引です。外貨預金と似ていますが、FXは証拠金を利用して、預けた証拠金の何倍もの金額を取引できる「レバレッジ」という仕組みが特徴です。

主なキャッチコピーを抜粋

「ドル円」と「日経先物」の「相関性」だけを見ればよい

月に40%の利益が見込める

「5万円」から開始できます

リスクが限定されている

『ドル円と日経先物の相関』を利用し、少額からでも高い月利が見込めるとされるFX投資ノウハウ商材のようです。

特定商取引法に基づく表記
販売会社 株式会社スリーディ
責任者名 小田 匡
所在地 東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山1302
電話番号 050-5319-5713
メールアドレス info@3jigenbeta.com
特定商取引法(特商法)は、インターネット上での取引きなどにおいて、事業者による違法・悪質な勧誘行為などを防止し、購入者の利益を保護することを目的に、事業者の氏名(名称)、住所、連絡先(電話番号)などの重要事項の表記を義務付け、また虚偽・誇大な広告を禁止する法律です。違反行為は、業務改善の指示や、業務停止命令・業務禁止命令の行政処分の対象となるほか、一部は罰則の対象にもなります。表記があれば問題ないというわけではありませんが、表記のない場合は規約違反を犯しているということになります。

1.インフォトップの販売会社名は「株式会社バリュープラス」

2.特商法の販売会社名は「株式会社スリーディ」運営統括責任者 「小田 匡」

3.本商材の手法開発者の会社名は「アルジャントレード株式会社」代表取締役「持田有紀子」

と、3社が入り乱れています。

私個人的には、特商法の会社所在地が、情報商材業界では悪い意味で有名な、会社として運営実態を持たないバーチャルオフィスの「ウィン青山」という時点でナシですが、一応上記3社のそれぞれの役割についてまとめておこうと思います。

「3次元FX」の販売構図

販売プラットフォーム

インフォトップ
→ ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)として決済・販売の窓口を担います。
→ 実際に「商品ページを公開し、購入者からの代金を受け取る」役割です。

販売会社(表向き)

株式会社バリュープラス
→ インフォトップ上で「販売元」として表示されている会社です。
→ 実際には広告宣伝や商品ページ運営の主体を担っている可能性があります。

特定商取引法に基づく表示の会社

株式会社スリーディ(運営統括責任者:小田 匡)
→ 法律上、購入者に表示しなければならない「販売責任者」です。
→ 実際の契約上はここが消費者と直接の取引主体になります。

手法開発者(コンテンツ提供者)

アルジャントレード株式会社(代表取締役:持田 有紀子)
→ 商材で紹介している「トレード手法の開発元」です。
→ 教材の理論やノウハウ部分を監修・提供している立場です。

構図の意味

①「ノウハウ提供」と②「販売責任」と③「広告・販売窓口」が分離されています。

これは情報商材業界でよく見られる手法で、責任を分散させる狙いがあります。

具体的には:

消費者トラブルが発生した場合、販売責任は「特商法に記載された会社(株式会社スリーディ)」に帰属します。

しかし広告面では「バリュープラス」が目立ち、開発者は「アルジャントレード」として権威付けを担います。

結果として「誰が最終的に責任を持つのか分かりにくい構図」になっています。

要約しますと、この商材は「開発(アルジャントレード) → 販売運営(バリュープラス) → 法的責任(スリーディ) → 決済(インフォトップ)」という多層構造になっていると見られます。

評判・評価

参考にできそうなコメントを抜粋してみました。

この商材だけでは到底トレード出来ません。

しかも購入後に塾再募集のお知らせが来ました。

このやり方はとても残念です。

この商材だけではトレードできないってどういうことなんですか!?((+_+))

相関関係(連動性・追随性)のある市場を利用した取引手法については、これまでも様々な議論がかわされています。

しかしながら、いわゆる聖杯と呼べるような手法は見つけ出されていません。

結局、ある程度は参考になる、見ないよりは見たほうが良いという程度なのです。

3次元FXだけで月利40%を達成できるかどうか?

この点はなかなか難しいように感じます。

そもそも月利40%の根拠など、どこにもありません。

持田有紀子さんの裏付けのある実績も掲載されていません。

掲載されているのは根拠の無い持田有紀子さんの「利益率」だけです。

これだけを見て盲信するのは危険かもしれません。

総括

1. 実績データが古い上、重要視されていない矛盾

「3次元FX」は2014年12月〜2015年4月のトレード成績(元本50万円に対し5ヶ月で約143万円の利益)を提示していますが、それ以降の継続的な実績は示されていません。

さらに、実績が「重要ではない」とされている点は、信頼性に疑問を抱かせます。

2. 「月利40%」の根拠は不明

平均月利40%を目標とされている点は魅力的ですが、その根拠が明示されておらず、誰でも同様の成果を得られる保証はありません。

再現性についても立証が不足しています。

3. 過去の成功が今も通用するとは限らない

ファンド運用実績(年平均24.4%、リーマンショック時の34.5%)は見どころがありますが、2010年代の市場状況を踏まえたもので、現代の変化した相場に通じるかは不明です。

4. 手法の説明が不透明で、理解や検証が困難

ドル円と日経先物の相関性を利用するとされていますが、具体的なロジックや数値運用、条件設定などの詳細が曖昧なため、理論の検証・応用が難しく論理性の担保が欠けています。

5. 販売者の信頼性にも疑念

販売責任者である「特商法に記載された会社(株式会社スリーディ)」の所在地がバーチャルオフィスであり、実店舗や運営実体としての裏付けに対して不透明です。

責任を分散させる狙いがあり、信頼度は低いと言わざるを得ません。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
管理人 ミャオ

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