「ブルー・ソリューションズ株式会社/岡本康のFIRE不動産投資術」の正体を暴く:価格・サポート・リスクを徹底検証

ファンド・不動産・その他

こんにちは、管理人のミャオです。

今回ご紹介するのは、「ブルー・ソリューションズ株式会社/岡本康のFIRE不動産投資術」を謳うスクール商材であり、6か月~12か月の高額コースを並べているものです。

表面には「安心・成功への近道」の言葉がならび、受講者の夢を刺激する構成になっています。

しかし、その内部には価格計算の不整合、サポート期間や制約条件、返金不可の表記など、慎重に読み込まないと見落としやすい“落とし穴”が散在しています。

本記事では、この商材が “どのような構造を持つのか” を丁寧に解体し、初心者の方が損をしないための注意点を中心に、公平な視点でお伝えいたします。

どうぞ安心して読み進めてください。

FIRE不動産投資とは

「FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期リタイア)」を目指すために不動産投資を活用する手法のことを指します。

FIREの概念は、生活費を投資収入でまかない、働かなくても生きていける状態を作ることを目的としています。

この投資収入を「不動産からの家賃収入」で得ようとするのが、FIRE不動産投資です。

主なキャッチコピーを抜粋

・3万円×6ヶ月=30万円(税込33万円)

・6万円×12ヶ月=80万円(税込88万円)

・17万円×12ヶ月=200万円(税込220万円)

・会員サイトは1月20日に完成予定です

・個別チャット&個別コンサルティング(12ヶ月)(チャットはLINEを用いて随時、個別コンサルは隔週1時間、ZOOMにて実施)

・物件現地調査への同行(名古屋を中心とする中部エリアのみ。対応回数3回、終日対応。交通費は各自負担。)

・FIRE不動産投資術‐スターターテキスト講座(PDF約60p)

・築古戸建投資スキーム解説(動画約30分)

一言でまとめると、「高額な不動産投資スクール商材で、複数コースを期間ベースで設定し、チャット・Zoomコンサル・現地同行などをパッケージに含む情報提供型パッケージ」です。

特定商取引法に基づく表記

販売社名 ブルー・ソリューションズ株式会社
運営統括責任者 岡本康
所在地 愛知県春日井市高森台7-6-8
電話番号 090-6090-9266
メールアドレス kanri@raise-webcollege.com

*上記は主なものを抜粋して掲載しています。

特定商取引法(特商法)は、インターネット上での取引きなどにおいて、事業者による違法・悪質な勧誘行為などを防止し、購入者の利益を保護することを目的に、事業者の氏名(名称)、住所、連絡先(電話番号)などの重要事項の表記を義務付け、また虚偽・誇大な広告を禁止する法律です。違反行為は、業務改善の指示や、業務停止命令・業務禁止命令の行政処分の対象となるほか、一部は罰則の対象にもなります。表記があれば問題ないというわけではありませんが、表記のない場合は規約違反を犯しているということになります。

特商法表記は画像形式でテキスト検索を回避する形になっています。

検索エンジン対策(自分たちの身元情報が“検索でつながる”ことを避けたいため)として意図的である可能性を否定できません。

法人番号は「8180001143871」です。

また、本商材の販売会社「ブルー・ソリューションズ株式会社」は、金融庁の公表する金融商品取引業者リストには掲載されていません。

教材として手法を解説するだけであれば登録は不要ですが、個別の売買指示や助言まで含まれる場合は登録が必要になるため、購入前に内容をよく確認することが大切です。

特商法に記載された所在地を辿ったところ、一軒家が表示されました。

そして、法人にもかかわらず、連絡先として記載されているのは固定電話でなく、連絡が取れなくなるリスクが高い携帯電話番号のみです。

価格とサポートの実態

【価格:販売価格とキャンペーン価格の有無】

本商材では、各プランごとに「○万円×期間=総額(税込)」という表示形式が取られています。

たとえば、ベーシックは “3万円×6ヶ月=30万円 (税込33万円)” という形で提示されています(総額支払いが前提)。

キャンペーン価格や割引価格については、販売ページ上には明示されておらず、定価扱いになっているようです。

【返金保証:有無、条件、返金可能期間】

特商法ページでは「返品・不良品について:お客様のご都合による返品および返金には応じられません」と明記されています。

したがって、返金保証は存在しないようです。

条件や返金可能期間を定めた文言も確認できません。

【サポート体制:メール・LINE・Zoomなど、回数・期限・内容】

販売ページには、各プランに対して次のサポートが記載されています:

  • 個別チャット(LINEを利用) → 随時対応

  • 個別コンサルティング(Zoom) → 隔週1時間、12ヶ月プランに含む

  • 物件現地調査への同行 → 中部エリア中心、対応回数3回、終日対応。交通費は受講者負担

  • 融資関連資料の添削、融資とキャッシュフロー対策、入居対策、費用圧縮方法など → Zoom/LINEで無制限にサポートと明記

ただし、各プランで「どこまで無制限か」や「期限後はどうなるか」という記載は明記されていません。

【バックエンド販売の有無:追加の高額セミナー・コンサル誘導があるか】

販売ページ中に、決済リンクの上に「会員サイトは1月20日に完成予定」などの文言があり、また別プラン同士で上位プランへの誘導構造が感じられる構成です。

しかし、明示的に「購入後にさらに別の高額商品への誘導あり」という記述は確認できていません。

【購入後のリスク:サポート切れ後どうなるか、教材アップデートの有無】

  • サポート期間:各プランで「○ヶ月/12ヶ月」との表記はあるものの、サポート切れ後のフォロー内容は記載されていません。

  • 教材の最新版化やアップデートについても、明記された記述は見当たりません。

  • したがって、将来的な更新対応・継続フォローの保証は担保されていないように見えます。

本商材の本質的な問題点

1)価格設定の非整合性

月額×月数としての計算が合致せず、例:6万円×12ヶ月=80万円とされている点など、 数字表記の信頼性に疑問が残ります。

2)一括前払い前提で返金不可

返金の記載を拒否としており、購入後に想定通りの効果が得られなかった場合でも 返金請求できないリスク があります。

3)サポートの限定条件が多い

現地調査同行は「中部エリアのみ」「対応回数3回」「交通費自己負担」と地域・回数制限があります。

このような制限は一般読者にとって不透明で、期待と実際のギャップが生じやすいです。

4)上位プラン誘導の構造

複数のコース(ベーシック、プレミアム、ロイヤルVIPなど)が縦に並び、自然と上位へ誘導されやすい構成です。

最初から高額プランを選ばせたい設計意図が読み取れます。

5)更新保証・継続フォロー不在

サポート終了後や教材内容の陳腐化に関して記載がなく、将来的なフォローが期待できません。

6)金融商品取引業者登録なし

商品性が「不動産投資指南」である以上、金融性を帯びる可能性もありますが、当該事業者は 金融商品取引業者としての登録が確認できません。

7)完成予告の曖昧さ

「会員サイトは1月20日に完成予定」と記されていますが、年度が明示されておらず、実際の完成可否も不確定です。

これにより、消費者は構想段階のコンテンツに対して先行投資させられる可能性があります。

8)高額商品リスクと自己責任前提

数十万〜数百万円もの支出を前提としており、受講者側に大きな金銭リスクが残る構造です。

管理人なりの総合評価

以下は、あくまで内容+分析視点に基づく評価です。

実際の効果を保証するものではありませんので、参考値としてご覧ください。

機能性:
⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜(4/10)
サポート機能や教材構成は多様ですが、制限が多く実用性に疑問が残るためです。

初心者向き度:
⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜(2/10)
高額・返金不可・条件限定が重なり、初心者には扱いが難しい構成です。

コストパフォーマンス:
⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜(4/10)
価格に比して条件付き支援やリスクが大きく、割に見合う価値と判断しにくいです。

リスク管理:
⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜(1/10)
返金不可・登録なし・サポート終了後フォロー不透明など、リスク回避性が低いです。

総合スコア:
⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜(2/10)
魅力ある要素はあるものの、初心者・リスク許容度の低い人には安全ではないです。

評判・評価

ここまで見てきたように、公式ページの時点でいくつかの注意点が見えてきます。

ここからは、実際に利用した人の評判や口コミを踏まえながら、理論と現実のギャップを検証していこうと思っていましたが、現時点では、主要な口コミサイトや掲示板等で本商材に対する直接の評判・評価を見つけることができませんでした。

また、代替として似たような商材内容の評判・評価を引用しようとしましたが、それも見つけることができませんでした。

引用できるものが見つかり次第、適切な抜粋を随時提供していきます。

総括

本商材「ブルー・ソリューションズ株式会社/岡本康のFIRE不動産投資術」は、表面的には“すべてを手厚く支援します”という印象を打ち出していますが、内部には制限条件、返金不可、価格表示の不整合、サポート終了後のフォロー不透明性など、慎重に扱うべき構造が複数潜んでいます。

特に初心者の方は、「高額を先払いしてしまった後で思っていた支援が受けられなかった…」という後悔をしないよう、本記事で示した問題点を心にとめたうえで、契約前の確認を怠らないようにしてください。

ここまでお読みいただき感謝いたします。

管理人 ミャオ

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