「櫻井大輝の青嶺式店舗せどり極」の”本質的な懸念点”まとめ

せどり・転売

こんにちは、管理人のミャオです。

本記事では「櫻井大輝の青嶺式 店舗せどり 極」の商材そのものに内在するリスクや注意点を整理しました。

掲載文面に基づく客観的な“読み解き”に徹します。

「今すぐ始めたい気持ち」と「冷静な見極め」の両立に役立つ視点をご提供します。

せどりとは

商品を安く仕入れて高く売ることで、その差額を利益とするビジネスです。

特に、古本やCD、DVD、ゲームソフトなど、比較的安価で手に入る商品を対象に、インターネットオークションやフリマサイトなどで転売する商行為です。

また、せどりを行うには、古物営業法に基づき、古物商許可が必要になる場合があります。

特に、中古品を扱う場合は注意が必要です。

主なキャッチコピーを抜粋

・たった 3ステップをこなすだけ で 初心者でも、必ず 結果 を出せる と言っても過言ではありません。

・180日間私が個別でサポートしますので、安心して一緒に取り組んでいきましょう!!

・責任を取って、潔く業界から引退します。

・警察に訴えていただいても構いません。

・私は、店舗せどりを始めた初年度から 年3000万円を達成 し、4年目には 年1億8000万円を達成 しました。

・衣類用のミストスプレーたった1本が、 1万800円 で売られています。

・ちなみに、1つ売れたら 約9300円の利益 です。

・大手ASPインフォトップの『ランキング1位』 を何度も獲得している実績もあります。

一言でまとめると、『実店舗で商品を仕入れてネット販売で利益を狙う「店舗せどり(転売)」のやり方と、180日間の個別サポートをセットにした学習系デジタル商材』です。

特定商取引法に基づく表記

販売会社
責任者名 櫻井 大輝
所在地 神奈川県横浜市港南区港南台3丁目17ー31 108号
電話番号 070-8305-9510
メールアドレス mail@ukkiuki-piano.com

*上記は主なものを抜粋して掲載しています。

特定商取引法(特商法)は、インターネット上での取引きなどにおいて、事業者による違法・悪質な勧誘行為などを防止し、購入者の利益を保護することを目的に、事業者の氏名(名称)、住所、連絡先(電話番号)などの重要事項の表記を義務付け、また虚偽・誇大な広告を禁止する法律です。違反行為は、業務改善の指示や、業務停止命令・業務禁止命令の行政処分の対象となるほか、一部は罰則の対象にもなります。表記があれば問題ないというわけではありませんが、表記のない場合は規約違反を犯しているということになります。

法人格(株式会社・合同会社など)の記載は確認できませんので、個人名義での販売とみられます。

特商法に記載された所在地を辿ったところ、3階建てのアパートが表示されました。

価格とサポートの実態

【価格:販売価格とキャンペーン価格の有無】

販売価格は29,800円(税込)と明記されています。

キャンペーン価格(割引価格)の明確な記載は見当たりませんでした。

ただし、販売ページにはカウントダウン表示があり、限定感を演出する構成になっていますが、価格差(通常価格とキャンペーン価格の差額)を示す記述は確認できませんでした。

【返金保証:有無、条件、返金可能期間】

全額返金保証は明記されています。

条件は「教材を180日間実践しても30万円の利益を得られない場合」に限り、申請書類(身分証、振込先、実践証明データ)を提出する必要があります。

返金の申請期間は「180日間の実践終了後30日以内」と定められています。

【サポート体制:メール・LINE・Zoomなど、回数・期限・内容】

販売ページ上には「180日間の個別サポート」という記述があります。

一方で、特商法表記・販売ページのいずれにも、サポートの具体的なチャネル(メール・LINE・Zoom等)、回数(無制限・○回まで等)、対応時間やSLA(応答目安)などの詳細は明示されていませんでした。

【バックエンド販売の有無:追加の高額セミナー・コンサル誘導があるか】

確認した範囲では、販売ページおよび特商法表記に「購入者向けの追加の高額セミナー・個別コンサル等への誘導」を明確に示す記述は見当たりませんでした。

そのため、バックエンド販売の有無は不明です。

【購入後のリスク:サポート切れ後どうなるか、教材アップデートの有無】

サポートは「180日間」の言及があるのみで、期間終了後の支援継続可否や条件については記載が見当たりませんでした。

教材の無償アップデートや更新配信の有無・頻度についても明確な記載は確認できませんでした。

加えて、デジタル商品の性質上「欠陥を除き返品不可」とされており、返金保証の適用条件を満たさない場合は原則返品できない点はリスクとなり得ます。

補足として、表現の再現性に関しては「個人差があり、利益や効果は保証しない」との注意書きがあります。

期待値設定の参考としてご確認ください。

本商材の本質的な問題点

1)「限定感(カウントダウン)」で決断を急がせる販売設計

ページ冒頭に残り時間のカウントダウン表示があり、即断を促す構成です(限定販売のように見える表示)。

急いで判断すると、重要な条件(返金要件や提出書類)を読み落とす恐れがあります。

2)成果の“再現性”と「必ず結果」風の訴求のギャップ

本文では「たった3ステップ」「初心者でも、必ず結果を出せると言っても過言ではありません」「あなたにもできる」など、強い期待を抱かせる表現が並びます(過度確信的表現)。

一方、特商法表記末尾では「表現・再現性には個人差があり、利益や効果を保証しない」と明記され、実質的に矛盾を抱えます。

3)返金保証の達成条件が厳格(返金のハードルが高い)

全額返金は「180日間実践して“30万円の利益”未達」の場合とされ、さらに申請期間(実践終了後30日以内)や複数の提出書類(身分証・振込先・実践証明のデータ)を求めています(条件が多段)。

180日間の継続記録や証跡(Amazon売上履歴・仕入リスト等)を完備するのは負担が大きく、実務的には要件充足が難しくなりがちです。

4)返金申請での個人情報提出が必要(プライバシー負担)

返金には身分証(運転免許証等)や銀行口座情報の提出が必須とされ、個人情報開示の心理的ハードルが高めです(個人情報=個人を特定できるデータ)。

5)デジタル商品の性質上、原則返品不可

「データ欠陥を除き返品不可」と明記されます(デジタルコンテンツ=形のない商品)。

実質、返金保証の条件を満たせない限り、支払い後の撤回が難しい構造です。

6)価格以外の“実費”の目安が見えにくい

販売価格は29,800円(税込)で、決済手数料などは列挙されていますが、せどり実践に不可避の実費(仕入れ資金・在庫保管・移動費・梱包・発送費など)の総額目安は、特商法表記からは読み取りづらいです(副次コスト=学習以外にかかる費用)。

学習費用だけで完結しない点を見落としやすいのが懸念です。

7)サポートの“到達基準”や具体的範囲が不明瞭

「180日間の個別サポート」をうたう一方で、サポートの頻度・チャネル(チャット/通話/対面)・対応時間帯・レスポンスSLA(サービスの応答時間)など、運用の具体が読み取りづらく、期待値のズレが起こりやすい構成です(SLA=決められた応答水準)。

8)過激な自己ペナルティ表現による信頼演出

「180日サポートでも稼げなければ引退」「詐欺師だと思うなら警察へ」など、感情に訴える強い表現が並びます。

法的拘束力がある“誓約”とは別物で、冷静な判断を阻害しかねません(レトリック=説得のための言い回し)。

9)利益事例が“例外的”に見える提示(極端値の可能性)

定価980円の商品が1万800円で売れ、1個あたり約9,300円の利益という事例が強調されていますが、これは市場の一時的ゆがみ(需給の偏り)に依存した可能性を排除できません。

特商法表記でも再現性の不確実さが示されています。

10)デジタル引き渡し手順・外部プラットフォーム依存

決済後、infotopのマイページ経由で案内書をダウンロード→会員サイトへという導線で、アクセス先や認証周りを外部仕組みに依存します。

アカウント管理や有効期限、サポート窓口の所在を含め、“どこに何を問い合わせるか”を事前に整理しておく必要があります。

11)“販売数量に制限なし”だが、学習コンテンツ型で差別化が難しい懸念

販売数の上限がなく、同一のノウハウが多数に流通する前提です。

市場(仕入れ先・SKU)が重なれば、仕入れ競合に巻き込まれ、理想どおりの利益を確保しにくくなる恐れがあります。

12)支払いから入手までのタイムラグ・有効期限に注意

代金決済後14日以内にダウンロード案内、申請や返金の各期限も細かく設定されています。

スケジュール管理を誤ると、権利行使(返金申請など)ができなくなるリスクがあります。

評判・評価

ここまで見てきたように、公式ページの時点でいくつかの注意点が見えてきます。

ここからは、実際に利用した人の評判や口コミを踏まえながら、理論と現実のギャップを検証していきましょう。

これは、凡人が天才に成り代わるための唯一無二の戦術です。って言ってるのは怪しい気もするけどさー、信じていいのかな。

得られるのは月収30万、いや、数千万という未来。って言うのは正直インチキ臭いというか怪しいけれど、どうなんだろうね?

すごいと思ったけど、やっぱり怪しいかなぁ。 怪しいよね?

総括

“勢いで申し込むと後悔する”タイプの商材です。

強い訴求に対して、再現性の留保や返金条件の厳格さ、追加実費の見えづらさ、サポート運用の具体性不足が並存しています。

申し込み前に、

①実費・資金繰り(仕入れ資金・在庫回転)

②提出可能な証跡管理(毎日の実践ログ・売上履歴)

③期限管理(ダウンロード・返金申請)

④問い合わせ窓口の所在

の4点を紙に書き出し、家計と時間の余力で実行できるかを自問されることをおすすめします。

“自分の条件で再現できるか”を最後の判断軸にしてください。

ここまでお読みいただき感謝いたします。

管理人 ミャオ

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