こんにちは、管理人のミャオです。
今回は、特許取得AIを用いた完全自動収益システムとして案内されている「DUAL SPIRAL(デュアルスパイラル)」について、公式ページ・特商法表記・LINE登録後の動画案内・そして導線構造を踏まえながら検証してまいります。
「完全自動」「毎週20万円」「先着100名」「知識不要」といった言葉は、期待を膨らませる力がとても強いものです。
しかし同時に、焦らずに足場をつくっていくことが、ご自身の判断を守るうえで何より大切になります。
DUAL SPIRAL(デュアルスパイラル)とは
DUAL SPIRAL は、開発者とされる榊原 洋によって案内されている「完全自動の投資収益システム」とされています。
案内では
– 特許第5159592号
– 異常数値を自動解析して収益化
– 利益追求から現金振込まで全自動
– 時間のかからない運用
– 最低100円から可能
– 毎週20万円の自動入金も可能
といった表現が登場します。
表現だけを見ると、「知識も作業時間も不要で、生活が変わるかもしれない」という期待が自然に高まる構造になっています。
主なキャッチコピーを抜粋(引用は最小限)
「特許第5159592号」
「世界初の認可済み最新AIシステム」
「毎週20万円は最低ライン」
「完全自動収益化」
「先着100名限定」
「“特許AIが完全自動で利益を積み上げるので、知識不要でも毎週の現金化が可能”という物語設計で案内される商材」です。
「LINEで友だち追加」してみた

登録すると、案内は段階的に進んでいきます。

第1弾動画へのリンクが提示され、
「国に認められた投資ロジック」「完全自動」「毎週の利益振込」
といった価値が繰り返し強調されていました。

丁寧で落ち着いた口調の説明で、
聞いていて不安を煽られるような雰囲気はありません。
一方で、ここまでの段階では
– 収益の根拠
– 実際の運用方法
– 利用時に必要な費用
– リスクと前提条件
などは、まだ明示されていません。
そのため、判断は保留のまま、次へ進みました。

第2話・第3話で見えてきた「収益ロジックの正体」

第2話・第3話の案内を確認したところ、
収益ロジックの中心は
> 競馬におけるオッズの異常値(例外値)を利用し、
> 高倍率が成立しやすいポイントを狙うモデル
であると説明されていました。

つまり、
・金融市場の投資ロジックではなく
・競馬のオッズ統計に基づく収益モデルであり
・「投資」ではなく「投票(ギャンブル)」の領域に近い
ということになります。
もちろん、競馬に統計学を応用すること自体は可能です。
実際に長く研究されている分野でもあります。
ただし、
– 「完全自動で」「安定して」「毎週20万円以上」
– 「知識不要で」「どなたでも再現される」
という表現とは、本質的に相性が良くありません。
リスクはゼロではありませんし、
外的要因(過去データでは説明できない変動)が発生することもあります。

そして、個人情報の入力を求められたこともあり、ここで検証をいったんストップしました。
検証をストップした理由
理由はとてもシンプルです。
・「期待の高い表現」が先行し、
・「リスクと前提条件」が後段まで出てこない構造で、
・「会員サイトへの登録」で、個人情報の入力を求められる段階に到達したためです。
収益ロジックの実体が競馬オッズの例外値モデルであることが第3話で示唆される一方、費用・サポート条件・リスク説明が十分に開示される前に「登録(個人情報提出)→次の段階へ」の誘導が続く構造でした。
判断に必要な情報が揃わない段階で、「今すぐ」「先着」「限定」といった行動促進が続くと、人は本来必要な判断がしづらくなってしまいます。
判断材料が出そろっていない段階での個人情報送信は、不利益につながる恐れがあるため、この時点で検証を停止しています。
ここから先に進む前に、
– リスクをどれだけ取れるのか
– 生活費に影響しない範囲なのか
– 「自動だから大丈夫」という感覚が先に立っていないか
をご自身の中で確認する時間が大切になります。
特定商取引法に基づく表記
| 項目 | 記載内容 |
|---|---|
| 販売者名 | 株式会社マスターマインド |
| 代表者 | 三谷 竜司 |
| 所在地 | 東京都品川区東五反田二丁目3-5 五反田中央ビル7階 |
| 電話番号 | 03-6824-6081 |
| メール | mastermind.jimukyoku@gmail.com |
| 受付時間 | 平日12時~19時(土日祝休) |
法人番号は「6180001064624」です。
特商法に記載された所在地「東京都品川区東五反田二丁目3-5 五反田中央ビル7階」をGoogleストリートビューで確認すると以下の建物が表示されます。
地上9階 / 地下1階の賃貸オフィスビルです。
価格とサポートの実態
価格:販売価格・キャンペーンの有無
現段階では確定価格は未開示。
「先着100名」「限定」訴求が続くため、後段での特別価格/割引表示の可能性があります(要最終確認)。
返金保証:有無・条件・期間
記載未確認。
返金条件や適用プロセス(申請窓口・期限・対象範囲)は重要な判断材料です。
開示まで進んでも「申込み前にPDF等で条件を保存」することを推奨します。
サポート体制:手段・回数・期限・内容
記載未確認。
完全自動をうたう一方で、トラブル時の対応窓口・対応SLA(返信までの時間)は明示が望まれます。
バックエンド販売の有無(高額版・サロン等)
可能性は高い(“段階的案内→登録→次へ”の構造)
勧誘があった場合、契約書・特約・自動継続条項の有無を冷静に確認しましょう。
購入後のリスク(サポート切れ・アップデート)
ロジックが競馬モデルであるなら、市場状況・主催側の運用方針で再現性が変動します。
アップデートの頻度・費用体系の明示が不可欠です。
本質的な問題点
1)「投資」ではなく「投票(競馬)モデル」に近い点
オッズの例外値を狙う統計ロジックは理論的に成立し得ますが、安定収益との両立は困難です。
市場規模・ベット制限・タイムラグで再現性が崩れます。
2)「完全自動」「知識不要」とリスク認識のギャップ
自動化は便利ですが、損失が出ないことの保証ではありません。
期待が先行すると、契約条項の確認が甘くなります。
3)「毎週20万円」などの固定的期待の強調
高成果を標準値のように見せる表現は、平均回帰(平常時の戻り)やドローダウンの説明とセットでないと、誤解を招きます。
4)費用・サポート条件の開示が後段に現れる設計
「限定」「今だけ」の同時提示と相性が悪く、判断猶予が短くなる設計。
契約前に全文保存(スクショ/PDF)が安全です。
5)「特許」の意味の取り違えに注意
特許はビジネス成果の保証ではありません。
“ある方式の新規性等”を示す法的保護であって、未来の収益を保証する仕組みではない点に留意が必要です。
管理人なりの総合評価
機能性:
⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜(5/10)
統計モデルとしての筋は通る部分がある一方、市場制約で理論通りの再現は難しい場面が出ます。
初心者向き度:
⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜(4/10)
「理解しなくてもOK」の訴求は、むしろ理解が必要なサイン。基礎知識ゼロでの判断は危険です。
コストパフォーマンス:
⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜(4/10)
価格・保証・サポートが申込み直前まで不明の可能性。条件が見えるまで財布は閉じてが安全。
リスク管理:
⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜(5/10)
自動化=無リスクではありません。損失時の責任と救済がどこにあるかの明記が必要です。
総合スコア:
⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜(5/10)
期待と現実の落差を冷静に埋められる情報が揃えば再評価可能。現段階では慎重保留が妥当です。
評判・評価
ここからは、私見に偏らないよう、実際に利用した人や、本商材に言及している第三者の評判や口コミを踏まえながら、理論と現実のギャップを検証していきましょう。
*引用は著作権に配慮し、要点のみ。必要最小限の範囲で引用元URLも添えて引用します。
「『AIが自動で稼ぐ』『月利44%』など、広告に嘘が書かれている · 開発者が信用できない · 口コミや評判の大半が『稼げない』『詐欺だった』」
稼げた口コミもなく、馬券購入システムや榊原洋の実績もあやふやですし、わざわざ19,8000円も払って参加するのはリスクが高すぎるような気がします。
サイトの誇大広告が目立ったり、再現性が確認できないことから、登録はおすすめできないと判断しました。
FAQ(よくある質問)
Q. 完全自動なら安全ですか?
A. 自動化と安全性は別の概念です。
Q. 本当に毎週20万円可能ですか?
A. 市場条件により変動します。
Q. 競馬モデルは悪いものですか?
A. いいえ、ただし「安定性」とは両立しません。
総括
急がなくて大丈夫です。
期待が大きいときほど、
一呼吸置くことで見えてくるものがあります。
判断するのはあなた自身であり、
その判断の土台をつくるお手伝いができれば幸いです。
ここまでお読みいただき感謝いたします。
管理人 ミャオ
