こんにちは、管理人のミャオです。
「テレビを見ながら、スマホを時々ポチポチで月1〜2万円。」という甘い響きは、疲れた心に沁みます。
ですが、販売ページと特商法表記に書かれている事実だけを丁寧に読み解くと、見落としやすい“構造的なつまづきポイント”がいくつも見えてきます。
ここでは当該ページの記載内容から、要点を整理します。
主なキャッチコピーを抜粋
・あなたが簡単にできて即結果がほしい!というノウハウをお望みならこのページで解決しましょう。
・スキマ時間、ながら作業でお気軽!
・面倒なことは一切しないで月1~2万くらいを自分のペースで稼ぐ
・片手に持ったスマホを時々ポチポチやるだけでいい
・このノウハウはガッチリ稼ぎたい方には向きません
・ゴリゴリ作業する必要ナシ!
・ゆる稼ぎ」ならノウハウコレクターを
卒業できない人はいない!
一言でまとめると、「スキマ時間の“ながら作業”で月1~2万円を狙う手軽さを訴求する副業系デジタル教材」です。
特定商取引法に基づく表記
| 販売会社 | ー |
| 責任者名 | 羽生弘(ハニー) |
| 所在地 | 東京都足立区古千谷本町1-2-12 |
| 電話番号 | 080-8883-5759 |
| メールアドレス | hiro@honey-business.com |
*上記は主なものを抜粋して掲載しています。
法人格(株式会社・合同会社など)の記載は確認できませんので、個人名義での販売とみられます。
特商法に記載された所在地を辿ったところ、一軒家が表示されました。
価格とサポートの実態
【価格:販売価格とキャンペーン価格の有無】
販売価格は17,800円(税込)で明記されております。
販売ページ内・特商法表記内に「期間限定」や「キャンペーン価格」「割引」等の記載は見当たりませんでした。
【返金保証:有無、条件、返金可能期間】
「商品発送後の返品・返却は不可」「原則として返金に応じられません」と明記され、返金保証や返金期間の設定は確認できません。
【サポート体制:メール・LINE・Zoomなど、回数・期限・内容】
販売ページ本文に公式の「サポート規定(手段・回数・期限)」の明記は見当たりませんでした。
一方、販売ページの体験談には「メールサポートを希望」「3日に1回メール」等の記述が登場しますが、これはあくまで購入者の感想欄の記載であり、公式なサポート条件としての明示ではありません。
LINE・Zoomなどのサポート手段についての明記は確認できませんでした。
【バックエンド販売の有無:追加の高額セミナー・コンサル誘導があるか】
当該販売ページおよび特商法表記に、購入後に高額セミナーや個別コンサルへ誘導する旨の記載は見当たりませんでした。
【購入後のリスク:サポート切れ後どうなるか、教材アップデートの有無】
引き渡しは「決済完了後14日以内に案内書をダウンロード→手続き後に教材案内」と段階が明記されています。
購入後の「サポート期限切れ後の対応」や「教材のアップデート提供(期間・回数・費用)」に関する明記は確認できませんでした。
本商材の本質的な問題点
1)具体的な稼ぎ方(手法・作業手順)の核心が不透明。
ページでは「ながら作業」「頭を使わない」「さぼっても稼ぐ」といった抽象的な表現が並びますが、何をどうすれば収益が発生するのかの説明が乏しいです。
テレビを見ながらスマホ操作で稼げる、といった描写はあるものの、具体的な媒体(例:ブログ、SNS、広告など)や工程、必要スキル、作業時間の内訳が示されません。
再現できるか判断しづらい構成です。
2)成果の強調が体験談(個人の感想)に依存しており、検証性が低い。
「開始30分で5,500円」「1時間で12,000円」「20分で2,000円」「2日で23,800円」といった金額が並びますが、いずれも「個人の感想」と明記され、再現性(同じ結果を得られる度合い)についての根拠は示されていません。
ASP(広告サービス提供会社)などの仕組み用語に触れつつも、成果の発生条件やトラッキングの前提が説明不足です。
3)「月1〜2万円」を前提化し、税負担回避(確定申告の回避)を訴求軸にしている点が本質的に脆い。
「年20万円を超えない範囲で稼ぐ=確定申告(所得を税務署に申告する手続き)を避けたい」という文脈で魅力を語っています。
しかし、稼ぎ方の本質を語らず「税務手続きの面倒を避ける」ことが購買動機になっている構図は、長期的なスキル蓄積や拡張性(将来伸ばす余地)に乏しく、学習投資として脆弱です。
4)「努力の最小化」を強く打ち出す一方で、基礎学習の説明がない。
「ゴリゴリ作業不要」「ながら作業」「頭を使わない」といった訴求は、作業負荷を下げる代わりに、何を学べばつまずきを回避できるのか(失敗事例、注意点、最低限の下地)が見えません。
「想定外の壁」に当たったとき、どの知識で乗り越えるかの手がかりが不足しています。
5)「大きく稼ぎたい人には向かない」と明記される設計上の天井。
「ガッチリ稼ぎたい方には向きません」と記載があり、商材自体が小規模収益に最適化されている旨が示唆されています。
学習コストをかけても先の伸びが限定的になりやすく、費用対効果(投じた費用・時間に対する見返り)の評価が難しくなります。
6)価格17,800円に対する“教材の中身の事前情報”が不足。
特商法表記では販売価格が17,800円と明記されていますが、購入前に得られる作業フロー・教材構成・サンプルの開示が限定的です。
「何がどの順で学べて、どこまでできるようになるのか」という見取り図がないと、費用対効果を判断しづらいです。
7)返金不可(原則返金に応じない)方針で、リスクが買い手側に偏る。
デジタル教材の特性上、返金不可の方針は珍しくありませんが「合う・合わない」を試しづらい条件です。
購入後に想定と違っても原則返金されないため、意思決定時に慎重さが求められます。
8)引き渡し時期「決済後14日以内」かつ段階的案内で、学習開始の即時性に疑問。
特商法表記では「決済完了後14日以内に購入者マイページから案内書をダウンロード→手続き後に教材案内」と段階が分かれています。
ページ本文では「即金」「すぐ結果」といったトーンですが、引き渡しプロセスは即時開封型の教材に比べるとワンテンポ遅い可能性があります。
9)「サポート」の実像が不明確。
本文では「迷うことがない」「メールサポート」といった言及はありますが、サポートの範囲(質問回数、対応期間、返答SLA〈返信までの時間〉、追加費用の有無)が整理されていません。
詰まった際の復旧導線(よくある質問、チェックリスト、トラブルシューティング)も読み取りにくいです。
10)収益発生の前提条件(集客経路・競合・規約)の説明が不足。
もしASPやプラットフォーム(例:フリマ、SNS、動画、ブログなど)を使うなら、各サービスの規約、競合状況、アカウント凍結リスク、季節性などの前提が重要です。
しかし当該ページでは、これらのリスクと回避策への言及が見当たりません。
見えない落とし穴(アカウント停止、広告審査NG、在庫・配送問題など)に備えづらい構成です。
11)「ながら作業」前提が、品質管理と継続性(ルーティン化)を弱くする懸念。
成果に直結するタスクほど“ながら”では品質がブレやすく、再現性が落ちます。
「時々ポチポチ」でも回る設計なら、逆に言うと参入障壁が低く競合増加で利幅が縮む可能性もあります(レッドオーシャン化)。
それでも安定して続く仕組みなのか、根拠が明記されていません。
12)「税ラインを超えない稼ぎ」を推すことで、学習動機が短期・受動に寄りやすい。
税務を避けたい心理をモチベーションに据えると、知識やスキルを積み上げる長期学習に移行しづらいです。
結果として、初回の“体験的成功”以降の伸び悩みや離脱(やめてしまうこと)を招きやすい懸念があります。
評判・評価
ここまで見てきたように、公式ページの時点でいくつかの注意点が見えてきます。
ここからは、実際に利用した人の評判や口コミを踏まえながら、理論と現実のギャップを検証していきましょう。
何もしないで勝手に稼げるなんてうまい話はないというのが常識です
ちょっと怪しく思っちゃうような成果だよね
友だちからいいよって言われたけど、正直怪しい~
総括
当該ページの訴求軸は、「最小の努力で即結果」「税ライン以下で気軽に」という“心情に寄り添う設計”です。
しかし、安全に成果へ近づくために必要な、作業手順の透明性、前提条件の明示、リスク・制約・サポートの仕様、学習の見取り図が、ページ情報からは十分に読み取れません。
価格は17,800円、返金は原則不可、引き渡しは最長14日という条件の下で、購入判断は慎重さが求められます。
「何を、どの順で、どの指標を見て、どんな失敗を避けるのか」。
この地図が見える商材を選ぶことが、結局は近道になります。
ここまでお読みいただき感謝いたします。
管理人 ミャオ

