こんにちは、管理人のミャオです。
Amazon のセラー(出品者)向けツールとして「中村優のECザウルス」は「価格改定を自動で高速に行い、利益を最大化する」ことを大きなウリにしています。
こうしたツールの宣伝文句にはつい引かれてしまいますが、宣伝文句の背後にある“構造”や“落とし穴”を理解しておかないと、思わぬ損失を招く可能性があります。
今回は、ECザウルスの“本質的な問題点”を5つに絞って整理しました。
本ツールをご検討中であれば、ぜひ読んでみてください。
商品を安く仕入れて高く売ることで、その差額を利益とするビジネスです。
特に、古本やCD、DVD、ゲームソフトなど、比較的安価で手に入る商品を対象に、インターネットオークションやフリマサイトなどで転売する商行為です。
また、せどりを行うには、古物営業法に基づき、古物商許可が必要になる場合があります。
特に、中古品を扱う場合は注意が必要です。
・ECザウルスとは、Amazon通販会社(出品者)の費用対効果を強引に改善させる世の中になかった革命的なツールです
・実は、この「待ちの姿勢」こそがAmazonで稼げないショップの最大の原因なんです
・商品数が増えて売上規模が上がるほど機会損失をしています!
・ミスなく、寸分の狂いなく、あなたが売りたい価格にしてくれます!
・同時に使用者の方にストレス無く使用して頂く事をモットーに運営しておりますので、たくさんの人に使ってもらうよりも、今いる既存のユーザー様を大切にしております
『Amazon出品者向けの「自動価格改定(最短2分)と出品・売上管理」を売りにした、利益最大化志向の運用支援ツール』です。
| 販売者 | 一般社団法人日本起業家育成機構 |
| 責任者名 | 中村優 |
| 所在地 | 大阪府大阪市北区梅田2丁目5番地13号 桜橋第一ビル304号 |
| 電話番号 | 080-4561-4852 |
| メールアドレス | support@eczaurus.jp |
法人番号は「7122005003505」です。
法人番号指定日は2020年7月8日です。
設立年は2020年です。(公開情報では年のみ確認)
特商法に記載された所在地「大阪府大阪市北区梅田2丁目5番地13号
桜橋第一ビル304号」をGoogleストリートビューで確認すると以下の建物が表示されます。
地上7階建て (1964年02月築)のビルですが、バーチャルオフィスでした。
住所貸しサービスを利用したバーチャルオフィスですので、この場所に会社の運営実態はありません。
また、法人にもかかわらず、連絡先として記載されているのは固定電話でなく、連絡が取れなくなるリスクが高い携帯電話番号のみです。
以下は、ECザウルスの公式ページ内容から読み取れる、構造的・運用上のリスクや問題点です。
ページでは「最短2分に1度の価格改定」で「損失を減らし利益を最大化」とあります。
ですが、価格を頻繁に上げ下げすることで、購入者の信頼低下や価格の一貫性の欠如が生じることがあります。
つまり、速さが良いとは限らず、戦略やタイミングを誤ると逆効果になることもあります。
「カート獲得可能最高値」で売れる可能性を強調していますが、実際にその価格で“カート(購入ボタンの主要枠)”を取れるかどうかは、他の出品者の在庫状況や配送条件、レビューなど複数要素に依存します。
ツールがそれを保証するものではありません。
自動で価格を頻繁に変える設定を誤ると、思わぬ赤字販売や利益率の低下、または“市場価格を下回る”ような価格競争に巻き込まれるリスクがあります。
初心者は特に、上限・下限価格(価格が上がりすぎたり下がりすぎたりしないための安全策)を適切に設定できていないことが多いでしょう。
ページには「上限価格・下限価格の設定可能」とありますが、それだけでは十分な保証とは言えません。
自動ツールは確かに休まず動きますが、それが“放置して稼げる”ことを意味するわけではありません。
市場の動き(競合他社の動き、セールやキャンペーンの発生など)を見落としたままだと、ツールの設定がいつのまにか悪条件になっていることがあります。
常にチェック、見直しが必要です。
ページは「世の中になかった革命的なツール」「総合力で上位」と非常に大きな期待をかける表現が多いですが、これらはあくまで“可能性”や“理想的な状況”を前提にしています。
実際には、商品のジャンル、競争の激しさ、出品者自身の戦略次第で成果は大きく変わります。
宣伝文句が“全ての人に当てはまる”と考えるのは危険です。
・機能性:★★★★☆(4/5)
価格改定スピードや上限・下限価格の設定機能など、Amazonセラー向けの必要最低限+αの機能は揃っています。
とくに「最短2分で価格改定」というスピードは他のツールと比較しても優秀です。
・初心者向き度:★★☆☆☆(2/5)
ページの説明はキャッチーですが、実際に価格設定や利益率の管理を誤ると赤字になる可能性が高く、初心者にはややハードルが高めです。
まずは手動で価格改定や市場観察の経験を積んでから導入する方が安全でしょう。
・コストパフォーマンス:★★★☆☆(3/5)
価格に見合う機能は提供していますが、「使いこなせるかどうか」で価値が大きく変わります。
設定を最適化できる人にとっては費用対効果は高いですが、設定を誤るとコストが無駄になります。
・リスク管理のしやすさ:★★☆☆☆(2/5)
自動改定機能は便利な一方で、放置リスクが高いです。
利益率が想定外に下がっていることに気づかないまま運用してしまう可能性もあるため、定期的なチェックが必須です。
・総合満足度:★★★☆☆(3/5)
ツールとしては強力ですが、「使えば稼げる」という魔法の杖ではありません。
運用の工夫と継続的なモニタリングが前提になるため、中級者以上向けと評価します。
さて、ここまでで「中村優のECザウルス」の機能や構造的なリスクについて整理いたしました。
次に、このような特徴をふまえて、利用者からの評判・評価を見ていきます。
機能や宣伝とのギャップがどのように現れているか、実際に使った人の声を比較することで、期待と現実のズレを把握できると思います。
商品登録で細かくテンプレが指定できないのが大きなマイナス点でした
2025年1月末にインフォトップでクレジットカード決済が停止になって決済システムを変えたようです
無料期間が終了したら自動で有料期間に移行
本記事を通じて、「中村優のECザウルス」が「高速性」「自動化」「価格競争優位性」を強くアピールしている一方で、万能ではないことがお分かりいただけたかと思います。
特に初心者の方は、ツールの便利さに魅せられて“設定や戦略の検討”を飛ばしてしまいがちですが、それが失敗の原因になりやすいです。
もしECザウルスを検討されているなら、まずは「自分の扱う商品の特性」「競合状況」「価格変動のリスク」「上限・下限価格の設定」をしっかり設計した上で、小さく試す(テスト期間を設ける)ことをおすすめします。
ツールはあくまで“補助”であり、“万能の魔法”ではありません。
宣伝の言葉に流されず、自分にとって本当に必要かどうかを慎重に判断されることを願っています。
ここまでお読みいただき感謝いたします。
管理人 ミャオ

