「 株式会社Libertas/鈴木雄貴のMarket Checker」を冷静に点検

せどり・転売

こんにちは、管理人のミャオです。

せどりの勝敗は「見つけた瞬間」に決まります。
その瞬間を広げるのが価格監視ツールですが、ツールは「速さ」と同じくらい「リスク」と「総コスト」を連れてきます。
本記事では、「 株式会社Libertas/鈴木雄貴のMarket Checker 」の公式情報(特商法ページを含む)を土台に、価格・無料期間・返金条件・サポート・解約の仕組みまでを落ち着いて確認し、初心者の方でも判断しやすいように要点を並べ替えてお伝えします。

せどりとは

商品を安く仕入れて高く売ることで、その差額を利益とするビジネスです。

特に、古本やCD、DVD、ゲームソフトなど、比較的安価で手に入る商品を対象に、インターネットオークションやフリマサイトなどで転売する商行為です。

また、せどりを行うには、古物営業法に基づき、古物商許可が必要になる場合があります。

特に、中古品を扱う場合は注意が必要です。

主なキャッチコピーを抜粋

・「3モール同時対応」
・「最大5万件まで登録OK」 
・「最速レベルの通知」
・「無料お試し期間もありますのでぜひ使ってみてください。」

一言でまとめると、「Amazon・Yahoo!・楽天を同時巡回し、条件一致をLINE通知で伝える月額制の刈り取り専用価格監視ツール」です。

特定商取引法に基づく表記

販売会社 株式会社Libertas
運営統括責任者 鈴木雄貴
所在地 愛知県知立市東栄1-5
電話番号 090-6466-2094
メールアドレス libertas.ss.info@gmail.com

*上記は主なものを抜粋して掲載しています。

特定商取引法(特商法)は、インターネット上での取引きなどにおいて、事業者による違法・悪質な勧誘行為などを防止し、購入者の利益を保護することを目的に、事業者の氏名(名称)、住所、連絡先(電話番号)などの重要事項の表記を義務付け、また虚偽・誇大な広告を禁止する法律です。違反行為は、業務改善の指示や、業務停止命令・業務禁止命令の行政処分の対象となるほか、一部は罰則の対象にもなります。表記があれば問題ないというわけではありませんが、表記のない場合は規約違反を犯しているということになります。
法人番号は「9180301035446」です。
特商法に記載された所在地を辿ったところ、一軒家が表示されました。

また、法人にもかかわらず、連絡先として記載されているのは固定電話でなく、連絡が取れなくなるリスクが高い携帯電話番号のみです。

また、メールアドレスがフリーメールアドレスです。

フリーメールアドレス(Gmail、Yahoo!メール、Outlook.comなど)は便利で無料というメリットがありますが、ビジネスで利用するには様々な弊害やリスクがあります。

価格とサポートの実態

価格(販売価格とキャンペーンの有無)

公式の特商法ページに「1つ分 月々16,500円(税込)」「2つ分 月々24,800円(税込)」「3つ分 月々33,000円(税込)」と明記されています。
入会金・初期費用の記載はありません。
無料体験については、紹介記事に「無料お試し期間あり」との案内が見られます(期間はページや時期で表記が異なるため、実際の申込画面で最終確認が無難です)。

返金保証

「情報という特性上、お客様のご都合による返品および返金には応じられません」と特商法ページに明記されています。
返金可能期間の設定はありません。

サポート体制

通知はLINE連携が前提の紹介が見られます。
なお、通知チャネルや運用サポートの範囲(メール・LINE・Zoom等の回数や期限)を特商法ページは具体的に定義していません。
運用上の疑問点は申込前に販売者メールアドレスへ確認されるのが安全です。

バックエンド販売の有無

特商法ページに追加の高額セミナー・コンサル誘導等の明記は見当たりません。
外部アフィリエイト経由の記事では特典告知が多い一方、公式の有料追加プログラムの存在は読み取れませんでした(申込画面で実地確認を推奨)。

購入後のリスク(解約・アップデート・依存関係)

決済はインフォトップの月額課金で、解約は購入者マイページから自分で「月額課金サービス→退会」を操作します。
事業者側で停止できない決済も多く、手続き忘れは返金対象外になるのが一般的です。
更新や仕様変更はモールAPIやサイト側の変更に依存します。

本商材の本質的な問題点

1.登録作業の負担が重くなりやすいこと

「最大5万件まで登録OK」は強みですが、実務では“登録・整理・棚卸し(重複や無効の除去)”がボトルネックになりやすく、初心者ほど通知がノイズ化しやすいです(ノイズ=要らない通知)。

2.“最速レベルの通知”は相対表現で、KPI(数値基準)が提示されていないこと

「最速レベル」という表現は魅力ですが、計測条件(巡回間隔・通知遅延・API制限時の挙動)が不明だと、他ツールとの比較検証(ベンチマーク)が困難です。

3.モール仕様変更のリスク

AmazonのSP-APIや各モールの仕様が変わると、通知精度や巡回速度が落ちる可能性があります(API=公式の連携窓口)。
ツール側のアップデート頻度・体制は申込前に要確認です。

4.返金不可のリスク

特商法で「返金不可」が明示されているため、合わないと感じても費用は一定発生します。
まずは無料期間中に「通知条件」「巡回負荷」「仕入れ導線(最終クリックまでの時間)」を実地検証し、継続の可否を決める必要があります。

5.“登録が面倒”という実務的な障壁が指摘されていること

紹介記事でも「登録が面倒」との具体的言及があり、運用体験のボトルネックになり得ます(面倒=入力や仕分けの手間)。
自動登録・一括投入・重複検知などの省力機能の有無を見極めましょう。

6.決済と解約の自己完結型フロー

インフォトップの月額は“自分で退会操作”が前提で、解約忘れは自己負担になりがちです。
無料期間の再適用不可(再入会時)規定も一般的に存在します。

管理人なりの総合評価

以下は、あくまで内容+分析視点に基づく評価です。

実際の効果を保証するものではありませんので、参考値としてご覧ください。

機能性
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜(7/10)
3モール同時・大量登録・LINE通知は強い反面、数値KPI不在で性能の客観比較が難しい点を差し引きました。

初心者向き度 
⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜(5/10)
“登録と条件設計”に作業慣れが要るため、最初は学習負荷がかかります。

コストパフォーマンス 
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜(6/10)
月16,500円〜は成果が出ると回収可能ですが、無料期間内の厳密な検証が必須です。

リスク管理
⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜⬜⬜(4/10)
返金不可・自己解約フロー・API依存を考慮し、運用ルールづくり(通知→検品→仕入れ基準)を前提に採点しました。

総合スコア
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜(6/10)
“速さ”の土台は魅力ですが、運用体験の工夫で成果が分かれます。

評判・評価

ここまで見てきたように、公式ページの時点でいくつかの注意点が見えてきます。

ここからは、実際に利用した人の評判や口コミを踏まえながら、理論と現実のギャップを検証していきましょう。

重大な欠点が…それは…登録が面倒なんたよ〜ん!?

誰が5万件も…登録できるっちゅーねん!?…たぶん、1000件の登録も無理でしょうね!?

総括

通知が速いツールは、判断も速くさせます。
だからこそ、無料期間内に「通知→仕入れ」に至る“実働の秒数”と“ヒット率”を自分の環境で測ることが肝要です。
返金不可・自己解約・API依存という前提を理解し、登録と条件設計を無理なく回せるかを見てから、本契約へ進むのが安全です。
ツールは相棒ですが、相棒に走らされないように。
ここまでお読みいただき感謝いたします。

管理人 ミャオ

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