「はっぴーノコ企画/長谷川紀子のトレランOneJump」の“トレンド速攻法”に潜む落とし穴

アフィリエイト

こんにちは、管理人のミャオです。

今日は「トレンド×アドセンス×楽天Amazon」で“少ない記事数でも月10万円を目指す”という触れ込みの「はっぴーノコ企画/長谷川紀子のトレランOneJump」について、見えてくるリスクを、検証・整理しました。

「買う前に知っておきたい本質」をギュッと要約します。

アフィリエイトとは

成果報酬型のインターネット広告のことです。

Webサイトやブログで商品やサービスを紹介し、訪問者がその紹介を通じて購入や登録などの成果を上げると、紹介者に報酬が支払われる仕組みです。

主なキャッチコピーを抜粋

・少ない記事数で効率よく月に10万円を目指すことができる!

・トレンド×アドセンス×楽天Amazonで効率的に月10万円を目指す!

・ブログ初心者さんでも安心! ワードプレスのブログ開設から記事の書き方までも完全解説

・6か月間、トレラン実践でのメールお問い合わせに対応!

・たった1日で44500PV集めたトレンドネタの暴露レポート

・ 10日で300クリックされる楽天Amazonのトレンドネタへの絡め方

「トレンド記事にアドセンス+楽天/Amazonを組み合わせ、初心者でも少ない記事で月10万円を狙うためのブログ収益化ノウハウ(WordPress導入~執筆手順、事例、6か月メール対応つき)の教材」です。

特定商取引法に基づく表記
販売会社
責任者名 はっぴーノコ企画 長谷川 紀子
所在地 埼玉県所沢市並木8-1所沢パークタウン並木通り1-312
電話番号 090-3498-9181
メールアドレス info@happynoco.com
価格 29,800円 (税込)
特定商取引法(特商法)は、インターネット上での取引きなどにおいて、事業者による違法・悪質な勧誘行為などを防止し、購入者の利益を保護することを目的に、事業者の氏名(名称)、住所、連絡先(電話番号)などの重要事項の表記を義務付け、また虚偽・誇大な広告を禁止する法律です。違反行為は、業務改善の指示や、業務停止命令・業務禁止命令の行政処分の対象となるほか、一部は罰則の対象にもなります。表記があれば問題ないというわけではありませんが、表記のない場合は規約違反を犯しているということになります。

法人格(株式会社・合同会社など)の記載は確認できませんので、屋号付き個人事業主としての販売とみられます。

本商材の本質的な問題点
1) 「トレンド依存」による超短命なアクセス(=継続収益の不安定化)

商材は「トレンド(流行の話題)」を素早く拾い、アドセンス+物販(楽天・Amazonのアフィリエイト)で収益化する設計です。

流行は“旬が短い”ため、記事寿命が短く、書き続け・張り付き続けないとアクセスが急落しやすい構造です。

販売ページ自体もテレビ・SNS・EC・ASPメール等からのトレンド取得を主軸に据えていますが、これは“瞬間風速”を狙う戦いで、“積み上がる資産記事(長期で読まれる記事)”が育ちにくいという構造リスクを内包します。

(用語注)ASP=アフィリエイト・サービス・プロバイダ(広告主とブロガーを仲介する会社)

2) 「少ない記事数で月10万円」という到達モデルの再現性の不透明さ

販売ページでは「少ない記事数で効率よく月10万円」「3記事で月収10万円の月も」など、極端に“うまくいった月”の例が強調されます。

これはモチベーションは上がる一方、常時再現できる“平均像”なのかは判然としません。

ページ末尾の免責でも「再現性には個人差」と明記され、保証はされていないため、見出しの期待値と約款的な現実にギャップが生じます。

3) プラットフォーム依存(アドセンス/楽天/Amazon)の規約・仕様変更リスク

手法の柱にアドセンスと物販アフィリエイトが据えられているため、審査・規約・レギュレーション(=運営ルール)の変更やアカウント状態に収益が直結します。

教材は“貼り方やクリック率向上”を丁寧に扱う一方、運営側の方針転換や広告制限など外部要因に弱い収益モデルである点は避けられません。

手法の成功=他社サービスの許容範囲内での運用継続という条件付きであることを理解しておく必要があります。

(用語注)アドセンス=Googleの自動広告配信/物販アフィリエイト=商品購入で成果報酬が出る仕組み

4) サポート期間は6か月のみ――その後の壁打ち先の不在

教材では「メール問い合わせ6か月」と明記されています。

半年後は原則サポート外になるため、検索トレンドの読み替え方やレギュレーションの最新追従など、“継続学習の設計”は自力が前提になります。

コミュニティ常設や長期アップデート保証の記述は見当たらず、独学フェーズの孤立リスクは織り込むべきです。

5) 返金ほぼ不可(欠陥時除く)+入手・保管の実務が自己責任

特商法表記では「データ欠陥時を除き返品不可」、「決済後14日以内にinfotopからダウンロード」など、購入者負担の運用要件が明確です。

支払い→DL→保管→学習の事務的つまずきが学習投資の目減りにつながりやすい点は留意が必要です。

6) 外部コストは別途(サーバー・ドメイン等)――“教材代だけ”では始まらない

販売ページ内に「ワードプレス開設の費用」という見出しがある通り、サーバー代・ドメイン代などの初期費用は教材代に含まれません。

“29,800円で完結”ではない点は、家計管理の前提として明示しておきたいところです。

7) 成果事例の“瞬間最大風速”強調――平均像が読めない

「1日で44,500PV」「10日で300クリック」等のスポット的に尖った成果が複数紹介されています。

“何記事・何時間・何失敗のすえに得た1打か”という母数情報がないため、学習効果の標準偏差(=結果のバラつき)が大きい領域だと読み取るのが妥当です。

時間投下や検証量を過小見積もりしやすい初心者ほど、“努力の密度”を誤解しがちです。

8) 情報の陳腐化リスクが高い構成

教材の柱に「トレンドのつかみ方」や「クリック率を上げる細かな工夫」など運用テクニックが多く含まれます。

これらは外部プラットフォームのUI/仕様や世の中の話題サイクルに強く依存するため、寿命が短い知見になりやすい=更新頻度が肝です。

ページには「特典は今後変更予定」の記載がありますが、教材本体の恒常的アップデート保証は読み取れません。

評判・評価

ここまで見てきたように、公式ページの時点でいくつかの注意点が見えてきます。

ここからは、実際に利用した人の評判や口コミを踏まえながら、理論と現実のギャップを検証していきましょう。

月間1万PV以上のサイトを作れば月3,000円程度の収益化は見込めますが逆にいうと、月10万円を稼ぐためには月間30万PVちかくのサイトにする必要があります。

「これらのようなサイトは使用される画像含め、著作権や肖像権などの問題を抱えるケースが多く、最悪の場合は名誉毀損などの訴訟トラブルに発展するリスクを少なからず持っています。
広告収益を稼ぐ目的で意図的にクリックしていたことが明らかになった場合、広告が表示されなくなったり、アカウントが停止されるペナルティを課せられる可能性があります。
総括

「速球で点を取りにいく」のが本商材の設計思想です。

トレンドを的確に刺せば、日次で数字が跳ねる快感は得られる――その一方で、速球は肩を酷使し、球審(プラットフォーム)の strike 判定に収益が左右されます。

少ない記事で月10万円という“ベストスコア”の光に目を奪われず、平均回・完投能力(継続性)・球数(作業量)・球場ルール(規約)までを購入前に天秤にかける。

それが、初心者にとっての“正しい初速”です。

ここまでお読みいただき感謝いたします。

管理人 ミャオ

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