「 合同会社PATHFINDER/くまひげ先生こと生田智也のくまひげ流SUPER平均足/完全版」の問題点を徹底検証

FX

こんにちは、管理人のミャオです。

「くまひげ先生こと生田智也のくまひげ流SUPER平均足」は、宣伝文句も華やかで魅力を感じる方も多いでしょう。

しかし、「分かりやすさ」が売りの商材ほど、その裏に“見落としたら痛い”弱点が潜んでいます。

本稿では、その光の部分ではなく“影”=本質的な問題点を検証・整理し、判断する材料として役立てていただきたいと思います。

FXとは

外国為替証拠金取引の略で、Foreign Exchangeの頭文字を取ったものです。

異なる通貨ペアを売買し、その為替レートの変動によって利益を狙う取引です。

外貨預金と似ていますが、FXは証拠金を利用して、預けた証拠金の何倍もの金額を取引できる「レバレッジ」という仕組みが特徴です。

主なキャッチコピーを抜粋

・新次元の〖SUPER平均足〗

・「ローソク足」より10倍かんたん

・「平均足」より10倍相場が見える

・『SUPER平均足』見るだけ3ステップ・トレードとは!?

・えーーっ! 一本の平均足が2色に!!

・「陽線」でも「陰線」でもない ローソク足史上初!「第3の足」が・・・

・『くまひげ流◆SUPER平均足』を使うと、 なんと!ローソク足のように型(フォーメーション・パターン)を利用することができるのです

・しかも、普通のローソク足パターンと比べものにならないほど、 シンプルで、簡単にマスターできるのです!

「“第3の足”や2色表示などを特徴とし、ローソク足より“見やすく・簡単”を謳う特許取得を強調したトレード用インジケーターの商材」です。

特定商取引法に基づく表記

販売会社 合同会社PATHFINDER
責任者名 生田 智也
所在地 奈良県奈良市登美ヶ丘5-5-1
電話番号 0742-52-7017
メールアドレス info@priceaction-japan.com
販売価格 99800円(税込)

*上記は主なものを抜粋して掲載しています。

特定商取引法(特商法)は、インターネット上での取引きなどにおいて、事業者による違法・悪質な勧誘行為などを防止し、購入者の利益を保護することを目的に、事業者の氏名(名称)、住所、連絡先(電話番号)などの重要事項の表記を義務付け、また虚偽・誇大な広告を禁止する法律です。違反行為は、業務改善の指示や、業務停止命令・業務禁止命令の行政処分の対象となるほか、一部は罰則の対象にもなります。表記があれば問題ないというわけではありませんが、表記のない場合は規約違反を犯しているということになります。

法人番号は「6150003000464」です。

また、本商材の販売会社「合同会社PATHFINDER」は、金融庁の公表する金融商品取引業者リストには掲載されていません。
教材として手法を解説するだけであれば登録は不要ですが、個別の売買指示や助言まで含まれる場合は登録が必要になるため、購入前に内容をよく確認することが大切です。

特商法に記載された所在地「奈良県奈良市登美ヶ丘5-5-1」をGoogleストリートビューで確認すると以下の建物が表示されます。

「生田整骨院」とあります。

”くまひげ先生”という名前や、販売ページ内でレントゲン写真を見ている画像などは、整骨院を経営していることによるものでした。

 

そして、特商法に記載の販売価格ですが、「 99800円(税込)」と表示されています。

一方、販売ページでは、「199,800円(税込)」と表示されています。

価格が高額な投資系商材でこうした不一致があると、透明性が欠けます。

本商材の本質的な問題点

1)遅延(ラグ)の軽減が明示されていない

公式では「普通の平均足ではプライスアクション(値動き)やローソク足パターンが読めない」と主張していますが、実際、平均足は過去の価格データを平均化する性質上、どうしても反応が遅くなります。

宣伝では「第3の足」や「2色の平均足エフェクト」でシグナルが見やすくなるといっていますが、その改善度合いやテスト結果・過去データでの検証結果が明確に示されておらず、「本当に転換点で十分早く反応するか」が不透明です。

公式に「200ページのマニュアル」でテクニックを教えると言っていますが、時差やラグの穴をどこまで埋めているかの具体データが見当たりません。

2)「ローソク足パターン」が本当に使えるかの保証が乏しい

商材は「ローソク足の型」「フォーメーション・パターン」が普通の平均足では使えないが、SUPER平均足では可能になると述べています。

ですが、どのくらいの確率でそのパターンが出現し、それが利益に結びつくかという統計・バックテストの数字が公式には十分提示されていません。

「見える=有効」という誤解に繋がる可能性があります。

3)視覚的・感覚的説明が中心で、定量的データが少ない

「見たまま3ステップ」「たった3種類の色パターン」「相場が一瞬で見える」など、キャッチーな表現は多いですが、チャートでどの程度の勝率・ドローダウン(損失が最大どれくらいになるか)・期待値がどうかなど、定量的・客観的なデータが十分公開されていません。

これでは、「過大な期待をして損をするリスク」が高いです。

4)過度な単純化による誤シグナルのリスク

SUPER平均足は「色だけで判断」「シンプルで直感的」という点を強調していますが、価格は常に変動し、ニュース・政治的要因・市場センチメントなどの外的要因で急変することがあります。

単純な色変化やパターンだけで売買判断をすると、逆行(予想外の方向に動くこと)を受ける可能性が高くなります。

特にレンジ相場(上下動が小さく方向性が定まりにくい場面)では、偽のシグナル(ダマシ)が頻発する恐れがあります。

一般的な平均足のデメリットとしても「レンジ相場に弱い」「色の変化が頻繁に変わる」といった点が指摘されています。

5)価格・時間の制約・コストが明確でない可能性

サイトの文面には、「先着限定」「公開人数を制限」「価格改定を予告なく行うことがある」などの文言があり、購入のタイミングに“焦り”を生じさせるマーケティング手法が強くみられます。

これ自体は悪いとは言えませんが、これにより「本当に必要か」「他の無料ツールや既存手法で十分ではないか」という冷静な比較をしづらくしているという問題があります。

さらに、高額であるという情報も他サイトなどにあり、投資対コストの見合いを検討しないと、回収できる前に損失が先行する可能性があります。

6)特許・商標などの主張が過信を助長する可能性

「特許取得・発明技術」「ローソク足・平均足の新発明」等の言葉を強調しており、これが「この商材は他とは違う」「保証された技術だ」という印象を与えやすいです。

しかし、特許を取っていること=実際に利益を出せることではありません。

投資手法は市場環境によって大きく結果が異なります。

特許は技術的な独自性・新規性を守るものですが、「実務で常に有利に働く」という証明にはなりません。

7)初心者にとっての学習コスト・実践のギャップ

商材は「マニュアル200ページ以上」「複数インジケーター・テンプレート付属」「TK雲」など特典が多くありますが、それだけ情報量が多くなると、混乱しがちです。

どのインジケーターをいつどう使うか、どのパターンが本当に使えるか、どこで損切り・利確するかなど、実戦に落とし込むには経験が必要です。

「分かりやすい」ことと「勝てるようになる」ことは必ずしも一致しません。

8)返金やリスク説明が十分でない可能性

公式サイトを見る限り、「負ける可能性」「損失が出る可能性」「資金管理の注意点」などのリスク説明がほとんど見当たりません。
また、返金保証についての明確な記載がなく、購入後に「思っていた内容と違った」「効果が感じられない」と思っても、返金に応じてもらえるかどうかが分からない状態です。
投資商材は必ず結果が保証されるものではないため、購入前にリスクと費用の釣り合いを十分確認できないのは、大きな不安要素といえます。

9)販売価格がページごとに異なる不透明さ

公式ランディングページでは「199,800円」と表示されている一方、特定商取引法ページでは「99,800円」と記載されています。
同一商材で価格が異なると、「どの価格が正しいのか」「なぜ差があるのか」がわかりづらく、購入者は不安を感じます。
価格が高額な投資系商材でこうした不一致があると、「実際に請求される金額はどれか」「後から追加料金が発生するのではないか」といった疑念にもつながります。
安心して購入判断できる透明性が欠ける点として注意が必要です。

評判・評価

ここまで見てきたように、公式ページの時点でいくつかの注意点が見えてきます。

ここからは、実際に利用した人の評判や口コミを踏まえながら、理論と現実のギャップを検証していきましょう。

似たようなインジケーターを名前を変えて別個で売っているだけ・・・というふうに見えてしまったので、いい印象は持っていません

過去実績や、トレード事例がほとんど載っていないというのが不満点。ちょっと手抜きではないか(笑)と思いますね。

表示が遅くなりますし相場の転換点を把握するのが難しいというのが問題です

総括

「くまひげ流 SUPER平均足」は、確かに「見た目のシンプルさ」や「パターンの視覚化」を重視し、魅力的な要素を多く持っています。

しかし、宣伝文句が大きい分、その裏に遅延・偽シグナル・実践とのギャップ・コストなどの“影響を過小評価できない”問題点が重なっています。

もしこの商材を検討されるなら、「失敗したときにどう対処するか」「どの程度の利益・損失が出るか」をまず自己で仮定し、無料・低コストのツールで試してから判断することを強くお勧めします。

そして常に、「ツール=魔法ではない」という視点を忘れず、学習と実践を積み重ねる姿勢が、長期的に見て最も大きな成果をもたらすことでしょう。

ここまでお読みいただき感謝いたします。

管理人 ミャオ

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